神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

こどもの着物

 先月、パパさんのお休みの都合で、早々と孫の七五三参りに行きました。
私、おばぁちゃんとしては、友禅の着物を着せるつもりでいたのですが、久しぶりに孫に会って、即!断念して、ウールのアンサンブルにしました。
2歳3ヶ月で思っていたよりちょっと小さい、その上オテンバ・・・・などの理由face07


いや~こどもは何を着たって可愛いんですよ~face03

でも、そのとき改めて、ウールの着物は、着物の入門には良いなぁと思いました。

まず、裏地を付けずに仕立をしますので、こどもにとって軽くて楽。
お手入れが比較的簡単汚すな!と怒らずに済む←コレ重要face02
帯も兵児帯にするので、結び帯のような大変さがない。


着物を着ることが、かなり特別なことになっている上に、窮屈だったり、叱られてばっかりでは、着物が好きになるわけないですよね・・・
今時は、レンタルで、それやコレも解決、かもしれませんが、ひとつの選択肢として可愛いウールの着物をご提案!これならお正月にも着せてあげられそうでしょ?
アンサンブルを、羽織との組み合わせではなくて、袖のないちゃんちゃんこにすると、普段にベスト代わりに着せる事だってできます。







(ウールの反物 ¥17,850~)


「来年も七五三参り行こうかな・・・満三歳になってたら、友禅の着物も着こなすんちゃう?」と、
ママさんはその気まんまん!

毎年「お蔭様で、元気に大きく育っています」と着物着て、氏神様に御礼参りに行ったらエエやん!icon06

出石 永楽館大歌舞伎

 以前、着物をお召しになられる方の多くは、お茶やお花のお稽古の関係だったように思います。それ以外は、結婚式、成人式、入学式、卒業式・・・と式の字の付く時ばかり。

ところが、ここ数年、着物をお洒落に楽しんでお召しくださる方が増えてきました。呉服屋としてはこんなありがたい、嬉しいことはございません!face05
たとえば、先日ご紹介した、毎週末ご夫婦で着物でお出かけされる方。映画に、コンサートに、同窓会に・・・と着物で楽しまれる方々。等々。
そんな中に歌舞伎を楽しみにされるお客様が何人かおられて、確かに日本の伝統芸能を鑑賞するのに着物はぴったり!香川県の金毘羅大芝居・金丸座にも着物で行かれるし、贔屓の方にちなんだ柄の帯や着物のご注文をいただくこともあるのです。
が、私といえば、学生時代に南座で一度、神戸文化ホールで一度、観に行ったぐらいで、不勉強。face07お客様の話に、相槌のひとつもうてません。icon10

そんなところへ、昨年の夏の終わり、出石の観光協会の方が、弊店を訪ねてこられて、永楽館の復興の話や大歌舞伎に力を入れていることなどをお聞かせいただきました。今年もまたチラシが届いて、今日の水曜日が千穐楽。

すると、主人が、「これも勉強だ。行こう!」と言い出してface08、行ってまいりました!!








いや~・・・楽しかったです!face05
さすが、役者さんたちはすばらしい!!美しい!!エンターテイメント、お客を楽しませるプロ!!
もちろん、お芝居も長唄囃子連中も楽しみましたが、口上がよかったし、勉強になりました。
話し方、話の流れ、なにより心くばりのなんと行き届いていること!


舞台の両サイドには古めかしい看板がずらり・・・




ところが、芝居が終わって、街に出ると、その看板のお店があるのです!


伝統、とか歴史というものは、作ろうとしても作れない。守るだけでも残らない。その時代、時代に、変わらなければならない部分と、変えてはならない部分と、心をくばり、努力をおしまず、そうして生き抜いてきた芸であり、町であり、人々なのだなぁ・・・

と、次の催しの「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」にも通じるものがあって、実り多い秋の一日でした。


丸太や、次の予定は?

 さてさて、暦の上では冬に突入です!


丸太やの次の催しは11月19日(土)より27日(日)まで「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」です。

で、今日は、その取材を兼ねて、息子と二人京都へ行ってきました。

日本人の衣装がが着物から洋服へ変わったのは明治以降ですから、ざっと150年足らず。
それまでは何百年と、みな着物を着ていたのですから、その世界、その技術、種類、やはりすごい厚みがあるのです!
だから、いろいろとお伝えしたい着物や帯、その技術が、沢山あって、今回は京友禅なのです。

この度ご縁のつながった應壽さんは、基本的には古典的な柄のものを創っておられます。
今日は、舞妓さんの着物だという、あでやかな紫の反物の地色を引き染めしておられました。





若いご夫婦が、お父様と一緒に頑張っておられます。
「現代の柄も染めないではないですが、それは、きちんとした技術で、古典をしっかりおさえた上でのことでなければ、陳腐なだけのものになってしまいます。」

古典というと、古臭いとか、堅苦しい、重い、楽しくない、などと思う方もおられるかと思うのですが、現代に伝えられた古典というものは、たくさんのものが淘汰され、消えてしまった中で、何百年もの歳月を生き続けてきた力強さがあります。
今の私たちには伝えられてきたのに、私たちで絶えさせてしまっては、申し訳ない気がします。創り手も、売り手も、力を合わせて、次代へ伝えてゆきたい・・・・

背筋のすっと伸びた、襟元をきちっと正した、りりしい日本人の姿を、やはり、大切にしたいと思わずにはいられません。

などと、思いながら阪急電車にゆられて、帰ってきました。
また、後日、詳しくリポートしたいと思います!

 明日は立冬です!face08
日中気温24度越えの日が続いて、でも、暦は冬・・・・・・確かに日の暮れは早くなりましたね。


 今朝は、10時半の開店と同時に「丸太や着方教室」始業でした。

お茶の炉開きのお稽古に、「着物を着ていく!」という決心をされた方と、マンツーマンでの着方のお稽古です。弊店には、1,2階の売り場スペースの上、3階に小さな和室があって、そこでお稽古できます。





丸太やのおばちゃん(=私)が、お相手です。face03
男性の場合は、息子がお相手します。

私自身がどこかの着付け教室に通って習ったわけではなくて、自己流の無免許です。
昔、おばあちゃんや、おかあさんが、娘に教えていたような気持ちでやっております。
だから、お稽古も無料です。

必要なのは、自分で着る!という強い気持ちhand02
丸太やは、その気持ちを支えたい!!hand03

「以前、着付け教室で習ったんだけど、しばらく着ないうちにあやしくなって・・・・」とか、
「おはしょりの始末が上手くいかない」とか、
「名古屋帯は結べるけど、袋帯を結べるようになりたい」とか、
「外国で着るから、どうしても一人で着られるようにならなくちゃいけない」とか、とか、・・・・・

マンツーマンは苦手な方は、お友達と一緒でもOKです。ただし3人を越えると、部屋がちょっと狭い!!
着物や帯は「コレを着たい!」と言うものをご持参ください。

予約は入れてくださいね。078(331)1031
基本的には水曜日以外でお願いします。一回2時間ぐらいは見てくださいね!

と言うことで、お待ちしていま~す。

裁ち合わせ思案中!

 着物は、基本的に40cm足らずの幅の細長い反物を縫い合わせて着物の形にします。
身ごろ・袖・衽(おくみ)・衿 のパーツに分かれるのですが、合わせ方でイメージが変わるところがまたおもしろい。

今回は、巾の半分ずつが違う色に染め分けされた反物をお求めいただいたので、さて、どのように合わせたものか・・・・face06





「衿は明るい方で」と言うのがお客様のお好みなので、衽は必然的に濃い色。

    
 











 そして、お顔元が明るくなるように、かつ、濃い色のボーダーがきつくならないように、こちらに決定!!




仕立上がりがとっても楽しみです。face05

素敵なご夫妻☆☆☆

 この夏に素敵なご夫妻とご縁をいただきました。
週末はいつもお二人そろって着物姿でお出かけのご様子です!

そういえば・・・まだ、お洋服姿を拝見したことがないです。face08

本日も、





こんな風に、着物を楽しんでくださる方がいらっしゃるって、本当に嬉しいです!icon06


ご主人:「女の人はいいよね、楽しい着物がいろいろあってさ。」
横で息子がウン、ウン、うなずいています。




これからも、がんばろ~!!hand02

期待に応えられるごふくやさんでなくっちゃ☆


「自由自在 創作織 関健二郎」開催中。明日までです

織物ならではの表現

 お若いカップルがふ~っと店に入ってこられて、創作織をご覧になり、「いつか、こんなん着たいわぁ。」と。

釣のお好きな方のようで、

「これなんか、釣り上げた時のサバみたいに綺麗やん!!」face08





す、すごいたとえ!でも良くわかる・・・・face02

関さんは<交じゃ織>とおっしゃっておられましたが、玉虫織というか、経糸や、緯糸に違う色の糸を仕組むことで、光の当たり具合で色が変化して見えるのです。絹糸の艶と色の変化とで玉虫の羽のような美しい変化を見せてくれます。
白生地を染めるのではない、先染めの布(糸を染めてから布に織る)、織物ならではの表現なのですね。


「頑張ってお金貯めて、また来ます!」


丸太やでは11月6日(日)まで「自由自在 創作織 関健二郎」開催中です。

素敵な着物姿☆

 今日はicon01て良かったのですが、なんだかまた暑かったですね~・・・


朝から数名、着物姿のお客様をお迎えして、呉服屋としてはこんなに嬉しいことはありません!face05

こちらのお客様は、以前お求め下さった創作織をお召しになって、関さんに会いに来てくださいました。





関さん「誰が作ったンや!エエもんやね~!!icon06
と、大感激!
「コレは松煙染めの糸を贅沢に、贅沢に使って織ってあるんやけど、今はこんな使い方できんね・・・。
龍神村の松脂を燻してとった松煙をつかって・・・・・・・・・」と熱弁は続く。

「いやぁ~、やっぱり着物になって着てもらったときが一番よねぇ・・」感慨深げです。


お客様とこの着物の縁を取り持った仲人役の丸太やとしても、嬉しいひとときでした。



丸太やでは11月6日(日)まで「自由自在 創作織 関健二郎」開催中です。

 主人の姉夫婦の結婚記念日は、明日<文化の日>です。その息子達も<文化の日>に挙式する、と報告を受けたときに、母が、

「そりゃええわ、明治節(=文化の日)には雨が降らないから!」

と、言っていたのを思い出しました。

明日は<文化の日>。弊店のお客様がお二人、着物でお出かけになられるとお聞きしているので、
やはり晴れて欲しい。
 

以前は、母の言っていたとおり、本当にかなり高い確率でこの日は晴れだったようです。

東京では、1985年~1994年は100%晴れ!icon01
神戸のデーターは見つからなかったのですが、大阪でも70%晴れだったそうです。

最近はどちらも40%までicon15ダウンしてしまっていました。
でも明日は、ナントかicon01みたいです。
私は、朝10時から、着付けのお手伝いです!


丸太やでは11月6日(日)まで「自由自在 創作織 関健二郎」開催中です。


紬、泥染め・・というと、黒っぽい地味なものばかり、と思われがちですが、
こんなチャーミングな色合いのものもあります。





織物ならではの「大人の赤」は、可愛いけれど甘くない!って感じでしょうか?
お客様にお薦めしているつもりで、反物を広げて私が当ててみたら、

「奥さん似合うわよ!!」

あやうくその気になりそうでしたわ・・・・face03

年末まで60日ある☆

 早11月!face07
と、へこみ気分でカレンダーをめくったのですが・・・、


 11月1日(じゅういちがつついたち)はグレゴリオ暦で年始から305日目(閏年では306日目)にあたり、

年末まであと60日ある


と、肯定的に書かれている文に、

いかん!いかん!!
そうだ!前向きに生きなきゃhand02

息子と、「今日もがんばろ~!!」とハイタッチしたのでした。face02



11月6日(日)まで「自由自在 創作織 関健二郎」開催中です。
弊店の2階にも素敵な創作織が並んでいるんですよ。見にいらしてくださいね。









明日は午後から、再び関さん登場です!



丸太やのホームページも更新しました。


こちらも是非ご覧下さい。

丸太やホームページ
プロフィール
神戸・元町丸太や
神戸・元町丸太や


家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る