神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

 ご存知でしたか?・・・不勉強な私は、「重陽の節句」を調べていて、この事実に出くわしたのですが、ちょっとしたショックでした!

 初老とは;読んで字の通り、老いの始まりのことで、何らかの老いを感じ始める年頃をいう。

      また、40歳の異称でもある。
 
 老人;年をとった人。年寄り。老人福祉法では、老人の定義はないが、具体的な施策対象は

    65歳以上を原則としている。

ちなみに、中老という言葉もあって、こちらは50歳くらいの人を意味する。


・・・なのだそうです。

 でも、開き直りの早い私は、「ならば、人生の半分は老境だ!敬老の日は、今年も老を無事重ねることができたわ!と、自分にご褒美の日にしようかしら」ともくろんでおります。







肌触りふわっふわ、極上しっとり、の、カシミアウール100%のろうけつ染ストールです。(26,250円)


「丸太や」は、自分が欲しい!ものを売っている店なんですよ!



40を越えてしまったみなさん!老=朗=労で、がんばロウね!!

 明日は五節句のひとつ重陽の節句(菊の節句)です。
五節句は1月7日(人日:七草粥の日といえばご存知の方も多いかと・・・)
3月3日(ひなまつり:桃の節句)
5月5日(こどもの日:端午の節句)
7月7日(七夕)と
9月9日です。←一番マイナーですね~。

旧暦では菊が咲く季節だったのですね。陰陽思想からくるものですが、奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていたそうです。特に9は一桁の数のうち最大の「陽」なので、特に負担の大きい節句と考えられていたのですが、いつの頃からか、陽の重なりを吉祥とする考えに転じて、節句と言えば、私たちにとっては祝い事ですよね。

 重陽の節句では、邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わしてお祝しました。また前夜、菊の花に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣がありました。

 なので、私も明日は菊の花をデザインした帯留をして邪気を祓って?みたいと思います。





 着物の柄にはとても良く使われている菊の花、今では、華やかな洋花におされ気味ですが、日本人に一番親しまれていた花なのだと思います。あちらこちらに自生していたのでしょう。





地紋にも・・





兵庫県の県花はのじ菊ですね。

「丸太や」のお薦めは色々ありますが、本藍染めのTシャツは、リピーターになってくださる方がとても多くて、
ますます自信をもってお薦めしています。

本藍染の着心地の本領を一番発揮できるのは、やはり蒸し暑い夏の半袖Tシャツですが、
長袖のTシャツもいいですよ。

この度店に届いたニューフェイスは、女性用Mサイズが








女性用Lサイズは、








そして男性にもお召し頂けるカジュアルタイプ





芳賀さんの染めてくださる阿波藍の色は、海の蒼というより空の青に通じる色のように、私は思うのですが、
だから、青い空が澄みわたる初秋から初冬にかけてのファッションとして、よく似合うと思います。

芸術の秋!神戸では、「元町ミュージックウィーク」、北野の「ジャズストリート」、
ハーバーランドやメリケンパークで繰り広げられる「スイング・ジャズ・クルーズ」など、
青空の下で素敵なコンサートが繰り広げられます。

そんな時、この長袖Tシャツを着て

全身で音楽を楽しんでください♪

長袖Tシャツ M・L寸は各9,240円(税込み)

吉祥文様のおはなしが続きましたが、今日は、「丸太や オリジナルコレクション コンサート」シリーズから、
「音符柄京袋帯」をご紹介します。






ワイン色の地にいぶした金糸で、♪や#、♭、♮ がちりばめられたさりげない帯です。

が、実は、この模様、私の人生訓です。

 
ものの見方、考え方は、
常に、

#:シャープで、
♭:フラットで、

かつ、 
♮:ナチュラルで なければならない。

さらに、

八分目(♪)をわきまえ

一呼吸おく休み(八分休符)も必要


・・って、いかがですか?

ちなみに、京袋帯というのは、一見袋帯と見分けがつきませんが、長さが名古屋帯と同じで、お太鼓を一重に結びますので、結びやすさ、軽やかさ、が特長で私のお薦めです。

さらに、この帯は、京都西陣の機屋さん、山口和市郎さんに創っていただいていますが(こういう帯では普通はありえないことなのですが)、一配色一本ずつ制作!!してくださっています。

このワイン色の地色は息子が色出しをしました。この帯を結んでお出かけする、秋・冬の街に、
特に神戸にぴったりだと思いませんか?!!

今日も、もうすこし模様のおはなし。




白いつぶつぶ、これは『疋田絞り』といいます。生地を一粒一粒つまんでは糸で括って染める絞り染の一つの技法です。この柄も吉祥文様のひとつです。

疋田というのは、稲を刈り取った後の田んぼの様子。刈り取られた後の株が奇麗にならんでいる様。つまり豊作の図なのですね。農耕民族の日本人にとって稲の豊作は、命に通じること、一大事なのです。

そしてこれは『雪輪』









雪の異称に六花(りっか)というのがあります。雪の結晶が六方に枝の出た星型をしているのを花に見立てたと言われています。はらはらと舞う雪は花びらのようにも見えます。
このデザインいったい誰が考案したのでしょう・・・。

雪は古くから豊年の瑞兆とされてきました。平安の時代、初雪の日には群臣が朝廷に参内して、天皇から禄を賜ったということです。それほど雪は吉兆だったのですね。
それにしても、顕微鏡などまだまだ日本には無かった室町時代に、この六枚の花びらのような『雪輪』の文意匠が生まれていることに驚きを感じませんか?


こういった話に興味のある方は、「丸太や」のホームページの「きものことばハ・テ・ナ」も是非ご覧ください。
丸太やホームページ



「慶祝の装い」丸太やの店内は、こんな感じです。



模様のおはなし

台風12号の影響で大雨の日曜日・・・被害がこれ以上広がらならないことを祈ります。

さて、只今「丸太や」では「慶祝の装い」という催しを開催していますので、それにちなんだお話を・・・

貝合わせという遊びをご存知でしょうか?
平安時代以来の貴族の遊びで、蛤の貝殻を使った神経衰弱みたいなゲームです。蛤は二枚貝の中でも噛み合わせに強い歯があって、他の貝とは合わないのだそうです。そのことが、強い結びつきのシンボルとなって吉祥文様の一つとなっています。
その貝を収めておくのが貝桶です。貴族の間だけではなく、武家社会でも、結婚の縁起物として婚礼調度の重要なものの一つでした。この留袖の柄がその貝桶です。





周りに描かれた模様にも意味があります。
まずはこの柄。





円周の四分の一ずつを交錯させた連続模様で『七宝繋文(しっぽうつなぎもん)』とよばれています。円が四方に繋がって、さらに縦横に拡がるところから「十方」の意味を持つと考えられ、音の似た「七宝」になったといわれています。
円=縁、良いご縁に繋がるようにとの願いが込められています。

さらにこの柄は『青海波文』。





大海原を表現する模様です。周りを海に囲まれた日本人にとって、海は特別な関わりを持つもの。神秘に満ちた海、豊穣をもたらす海は幸福を呼び起こすものとしてやはり吉祥の模様なのです。

こちらの袋帯にも『七宝繋文』と『青海波』の柄がつかわれています。





いずれの模様も平安の時代にすでに意匠としてあって、今に伝えられているのです!

留袖や袋帯の吉祥模様の数々、遠い遠い昔から変わることのない「幸せを願う心」を身にまとうのですね。

「丸太や オリジナル コレクション・コンサート」の人気商品のひとつ、ろうけつ染コースター「花の歌」





染色家長田けい子さんが一枚一枚ろうで手染めしてくださっています。


本来大きめのコースターで、茶話マットとも言われる、包み菓子とお茶を出すときに使う敷物。

  





   ですが・・・






例えば、
メッセージを書いた台紙と一緒にフィルム袋に入れて、カードとしてプレゼント!はいかがでしょうか?



 
また、額に入れると、こんな素敵な飾りになります。 



(コースター680円、額 2,310円)

さらに、お時間さえいただければ(2週間ほど)、さし上げる方の誕生日の花や、出身地の花などで
別染めする事もできます。別染めしても、一枚680円!!
プレゼントを探すとき、まずは「神戸・元町 丸太や」をのぞいて、相談してみてください。

キーワードは 『贈りたいのは こころ』 です。

「慶祝の装い」





この秋一番の「丸太や」の催しは、「慶祝の装い」です。
黒留袖、色留袖、訪問着、付け下、袋帯。
○○式というようなときにお召しいただくための、いわゆる式服です。

○○式等というのはそんなにしょっちゅうあるものではないので、
めったに着ないものだから、「レンタルで済ます」というのも一つの考え方。

でも、

逆にそんな大切なときだから、「きちんとしたものを作っておきたい」と思う方のために、
「丸太や」が自信をもってお薦めできるものを取り揃えました。

装うということの中に込められる思い、大切にしませんか?
プロフィール
神戸・元町丸太や
神戸・元町丸太や


家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る