神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

「藤娘」その後2

桜満開!hana3
ということは、もうすぐ藤が咲く!!icon10

ちょっとスピードUP~! してくださっています。

京友禅染「應壽」の佐伯さんから、制作現場写真が届きました。
ものづくりの途中経過を公開です。
皆さん、見てくださいね。
本友禅は、こうやって、ひとつひとつ手で染められていくのです。




前の柄も




下絵を生地に写しとって、ラインを糸目糊置き。
柄の部分を糊伏せして、地染め。

今回の難所は、なんといっての藤娘の顔です。
佐伯もうすぐパパさん&ママさん!(6月に第一子誕生を控えておられるのですicon06)がんばって~!!

この物語の前編は、こちらをお読みください。→愛の藍T!

親孝行な息子さんの願いを叶えようと、丸太やと
藍染め作家の芳賀信幸さん、文代さんご夫婦と
icon06

で、できました!!




長いシーズン着てもらえるように七分袖です。

前の柄は、ジャズメンがノリノリで演奏する姿を。





両袖には、サックスと「I Got Rhythm !」の文字。

 

さらに、さらに!
背中から、応援歌のように
「聖者が街にやってくる」の楽譜をバ~ンと!!!





これを着て、お母様もきっと、元気出して・・・
「ジャズのライブに連れてって~」とか、リクエストしてくださるんじゃないかと・・・(笑)


あなたの愛を形にするお手伝い
icon06 神戸・元町 丸太や

ただ今 単衣でお出かけ 付下・小紋・お召し・シルック
併せて、「お手ごろ!軽やか紬の会」開催中!


「こんにちわ!先日の帯を結んだからお見せしに寄ったのよ!」と、お客様がお越しくださいました。face05




2月21日のブログ「変身!」 でご紹介した、絞りの羽織から生まれ変わった帯です。

「前のこのポイント柄がお洒落でいい感じでしょ!
2部式にしていただいたから、結ぶのがすごく楽だったのよ~。後ろは、どうかしら?」





とっても本格的な帯に見えます!リフォームだなんて、2部式だなんて、ご本人がバラさない限り分かりません。

「仕立ててくださった方にもよろしく仰ってね。
今度、娘が帰ってきたら二人お揃いで結ぼうと思って、楽しみにしているの。icon06


こんなに喜んでいただけて、商売人冥利に尽きます。face02

良いものは、違うなぁ・・・と、後姿を惚れ惚れとお見送りいたしました。


リフォームは、費用が掛かります。だから、何でもかんでもやれば良いというものではありませんが、大切な着物や帯、思い出の品をもう一度活かしたい、という時、丸太やを思い出していただければ、嬉しいです。ご相談にのらせていただきます。

 丸太やでは、ただ今 単衣でお出かけ 付下・小紋・お召し・シルック
併せて、「お手ごろ!軽やか紬の会」開催中です!


殿方ならば、着物を着てお家で寛ぐ、というのもありでしょうが、
女性が着物を着たら、家で<ちまっ>としているわけがありません、よ、ね?

今回の催しも「単衣でお出かけ

お出かけにはお供が要る。

包容力もあって、気の利く、お洒落な・・・





Bag:バッグ


バッグも重要なお洒落ポイントですから、併せてご提案したいな・・・と、ABC鞄店さん
にご相談したところ、
こんな素敵なバッグをお薦めくださいました。face05







和装、洋装を問わずお洒落に、機能的に持てるバッグですよね!
出かけた先でついつい増えるパンフレット類や、荷物をぽいぽいっと入れてしまえそうです。

では、ABCさんにバトンタッチして、バッグの説明をお願いしま~す!

紬が好き☆

 「紬:つむぎ」って何やねん? という方のために・・・


 布を織るための繊維として、自然界から得られる物には、ウールや木綿、麻、と、繭からとれる生糸などがありますが、1個の繭から約800~1,200mとれる生糸やポリエステル繊維は、もともと長い繊維(長繊維)ですが、木綿や麻は短い(短繊維)ので、これをまとめてねじることにより長くつなげて、布を織るための糸にします。

繭からとる絹糸も、二匹の蚕が一緒に一つの繭を作ってしまった玉繭や、成虫になって食い破って出てしまったくず繭は、途中で切れてしまっているので、長い繊維が取れません。なので、木綿や麻と同じように、短い繊維をまとめて、ねじってつなげて、長い繊維にします。そのことを「紡ぐ:つむぐ」と言いますが、そうしてできた糸で織られた布を「紬」と言います。

紡いだ糸には節があって、生糸で織られた布のように光沢はありませんが、独特の風合いがあります。また、糸を縒りあわせたことによって強度がまして、その糸で織られた布は強く、丈夫なので、昔から普段着、野良着として用いられました。このことから材質が絹であるにもかかわらず、正装に用いてはならないとされて、紬は、普段着、お洒落着とされてきました。

着物が、お洒落な、ファッションアイテムの一つ、となったとき、この、紬の風合いや、丈夫だという特徴は、なんといっても長所です。
ざっくり、ふんわり、さりげなくお召し頂ける紬は、着物の初心者から通の方まで、それぞれに満足していただけるものだと思います。

何と言われようが、私は、紬が好きです!!

この度、「お手ごろ、軽やか紬の会」ということで、リーズナブルな紬をいくつか取り寄せました。
袷の着物はもちろん、単衣にも一押しの「紬」です。

  
  
是非、ご覧ください。


 昨年、ご縁のできた、絞り染めの「いづつ」の山田さんに、弊店オリジナルTシャツの製作をお願いしたところ、
「キッズもやりませんか?」と、ご提案を頂きました。

山田さんはパパ、私はばぁばの立場で、「うんうん、作ろう!作ろう!!」と、
案を練り、素材や、色を相談して、

かわいいTシャツ、できました!








ママとペアルックできます。
キッズは、さしあたって110のワンサイズです。
ママ用は、MとLを用意しました。
サイズに関係なく、@7,140円です。

例えば、ピアノやヴァイオリンの発表会に、ちびっこスーツもいいけれど、
動きやすくてお洒落なTシャツの方が、上手に弾ける!かも。
後は普段にどんどん着せちゃう。

ばぁばは、「うちの孫には、来年かな・・・?」と狙っております。face03

「藤娘」その後

「大津絵の藤娘が大好きで、それを題材にした帯を染めてほしい」という、ご注文で、應壽の佐伯さんに制作していただいていますが、昨日の打ち合わせ後、新たに下絵を描いて送ってくださいました。





「藤娘」は、日本人形や羽子板の押絵でご存知の方も多いかと思いますが、もともとは、大津の名物で又平という絵師が作ったと言う戯れ絵、大津絵の画題の一つだそうです。かつぎ娘、藤かつぎ娘ともいい、娘が黒の塗り笠に藤づくしの衣装で藤の花枝を担ぐような姿で描かれています。
その大津絵に題をとった歌舞伎舞踊や、日本舞踊の「藤娘」は人気の演目のひとつ。
絵から抜け出した、あるいは藤の花の精の娘が、意のままにならない男心を切々と嘆きつつ踊るというものです。

昨日、佐伯さんに教えていただいたのですが、この藤の花がミソでした!




ざっと、こんな風に描かれているのですが、花がの字になって10個並んでいます。
そして花の房の最後はの字(反転の場合もあり)。

その心は!

イ10し=いとし=愛しなんです。face05


江戸時代の日本人のセンスを垣間見たのでした!

今年の初夏のラブレターは、ぜひ、藤の花で!!face02

単衣でお出かけ 付下・小紋・お召し・シルック開催中です!


 月初めは、京都へ行くことが多いのですが、今日も春の嵐の中、行ってまいりました。
その一番の目的は、別誂えの染め帯の詰めの打ち合わせでした。
  
「藤娘」のお題を頂いて制作中の染め帯ですが、何度かメールやお電話でやり取りをしましたが、やはり「詰めは直にお会いせねば」と、京都北大路まで。
お会いしてお話して、良かった!実際色見本で刺し色もご相談できたし、良い帯が出来る!という確信が持てました!!

やはり、別染していただいた、絞り染めの付下げの八掛の色合わせもして、(色だけは、どうしても実物を自分の目で確かめるのが一番なのです。)


さらに、秋に組み入れたい催しの様子をお訊ねして、

どれもみな、良い感触で、帰ってまいりました。 

満足!
昼に食べたパスタランチと、帰りの大混雑の阪急神戸線以外は!!

☆今月の催し☆

通勤途中の桜の花が開き始めました。

木戸源生さん作:染め帯「さくら」





本日丸太やホームページのTOPページを更新しました。


今月の催しは下記の通りです!

1日(日)~15日(日)
単衣でお出かけ 付下・小紋・お召し・シルック
8日からは「お手ごろ!軽やか紬の会」も併催です。

19日(木)~23日(月)
まるたやフレンドリーコンサート

28日(土)~5月6日(日)
 小千谷縮 樋口隆司


丸太やは、毎日の暮らしの中に、少しふっくら、ほっこりする部分として、「和」や「MUSIC」をご提案します。
「ご自分のこと」や「かけがえのないひとやとき」を大切にする気持ちに通じると思うのです・・・

 昨日の昼過ぎから、展示品の入れ替えをしていると、
「商品が入れ替わるのを見るのが、楽しみでね!」とお客様。
展示は結構一日仕事で大変だけれど、やっぱりまめにやらなくちゃ hand02 と思った次第です。

今回は、こんな感じです!!




単衣は、爽やかさをアピールしたい。
なので、無地っぽい着物に染め帯でアクセントをつける。





シャリ感のあるお召しは、着心地最高face05

洗えるという強みの東レシルック(ポリエステル100%素材)なら、汗も汚れもあまり気にせずどんどん着てお出かけできるかも!




かろやか単衣で心も弾んで、どこへお出かけしようかな?と迷ったら、そりゃもう元町商店街でしょ!(笑)
プロフィール
神戸・元町丸太や
神戸・元町丸太や


家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る