神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

「藤娘」その後

「大津絵の藤娘が大好きで、それを題材にした帯を染めてほしい」という、ご注文で、應壽の佐伯さんに制作していただいていますが、昨日の打ち合わせ後、新たに下絵を描いて送ってくださいました。

「藤娘」その後



「藤娘」は、日本人形や羽子板の押絵でご存知の方も多いかと思いますが、もともとは、大津の名物で又平という絵師が作ったと言う戯れ絵、大津絵の画題の一つだそうです。かつぎ娘、藤かつぎ娘ともいい、娘が黒の塗り笠に藤づくしの衣装で藤の花枝を担ぐような姿で描かれています。
その大津絵に題をとった歌舞伎舞踊や、日本舞踊の「藤娘」は人気の演目のひとつ。
絵から抜け出した、あるいは藤の花の精の娘が、意のままにならない男心を切々と嘆きつつ踊るというものです。

昨日、佐伯さんに教えていただいたのですが、この藤の花がミソでした!

「藤娘」その後


ざっと、こんな風に描かれているのですが、花がの字になって10個並んでいます。
そして花の房の最後はの字(反転の場合もあり)。

その心は!

イ10し=いとし=愛しなんです。face05


江戸時代の日本人のセンスを垣間見たのでした!

今年の初夏のラブレターは、ぜひ、藤の花で!!face02

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プロフィール
神戸・元町丸太や
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家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る