着物
【きものシミ抜き講座】を開催しました☆

お食事の席で、醤油やソース、お酒といったものが着物に付いてしまった場合どうするか

ありがちなことは、
お店の方が「だいじょうぶですか~?」と、おしぼりを持って飛んできてくれる。
「ありがとうございます。」と受け取って、こぼしたところを少しでも目立たなくなるように・・・・と、拭き取ろうとする。
「NG!!!」
「これは、小さなシミの、比較的簡単な手入れ作業で済んだものを、水でシミを広げて、さらに繊維の中まで刷り込んでしまったようなもので、取れにくい状態にしてしまいます。」
「とにかく、どんなシミでも、まず、ティッシュやハンカチ、タオルなど乾いたもので、シミを広げないように、
上下で挟んで抑えるようにして水分をとる!」
「ケチャップなどは、盛り上がっている部分をまず、ティッシュの先ですくうようにして、取ってください。」
「お抹茶をこぼしたときは特に、水でぬらさないことです。お茶染するようなものですからね、気を付けて!」
「あと、最近の文房具のインクは、科学の発達で進化しています。シミ抜きの技術の方が追い付かない部分があって、気を付けてほしいです。」
などなど・・・
実際のシミ取りの様子を見せていただきながらのお話は、説得力抜群!1時間があっという間に過ぎました。
「着物や帯などは、『乾いた状態に保つ』ということが大事! 1点1点、衣紋掛けに広げて虫干しをしてください、とは言わないけれど、
気候のよい乾燥しているときに、タンスの引き出しを開けて風を通す、とか、畳紙のままでもよいから、出し入れして、湿気が籠もらないように気をつけてくださいね。」
毎日、着物や帯を、こころをこめてお手入れしてくださっているんだな~と、気持ちが伝わってきました!
大切な着物を大事に着る、着続ける。
そのためには、早めの、ちゃんとしたお手入れをお勧めします!
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