着物
祝☆初宮参り
梅も香り高く咲いて、
少し肌寒い東風も、きりっと身の引き締まる思いがします。
この佳き日に、生田神社へ、お客様の初宮参りのお手伝いにお伺いしました。
本日主役の赤ちゃんの、曾おばあ様から4代にわたってご縁の繋がっているお客様なのです。

なので、私としても、
「あの○○ちゃんが、お母さんになられたんですね・・・・

ご祈祷を済まされて、皆さんの緊張がほぐれたところで、
それまでの儀式の間は、婚家のお母様が抱っこして羽織っておられた初着(うぶぎ)を、ママに代わっていただいて、お写真を撮らせていただきました!
パパも嬉しそう!!

梅と色紙がデザインされた四つ身友禅をお選びいただきました。
正に、菅原道真公に因んだ柄、賢く育つようにとの思いがこめられた柄ですね。
四つ身友禅と言って、子どもさん向けの可愛い柄ですが、反物は大人と同じだけの幅と長さが有ります。
それを、見事な仕立てでこの小さな着物に縫いこんであります。
例えば、結び紐が将来大きく縫い直すときには「袵(おくみ)」になります。
今後、三歳、七歳の宮参り、先では十三参りにと、お嬢ちゃんと一緒に少しずつ大きく縫い直してお召しいただければ嬉しいです。
背中心には、「背守り」と言って、5色の糸で縦に5針、斜めに7針ほど飾り縫をします。これは火や水に落ちた時に産神様がこれを引っ張って助けてくれるというお守りです。
初着は、上着、下着の2枚を重ね合わせて、さらに、下着にはお袖に比翼袖が付いています。良いことが重なるようにとの意味合いがあります。
そんな、こんな、昔から変わらぬ親の子への思い(この場合は祖父母の孫への思いでしょうか?)、思いを形にこめた初着です。
お嬢ちゃんの健やかなご成長と、ご家族皆様のご健康そしてご多幸を、心よりお祈りいたしております!!

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