小千谷縮
「小千谷縮;おぢやちぢみ」は、兵庫県と深い縁があります。17世紀、播磨国明石出身の浪人堀次郎将俊が、小千谷の山谷の庄屋の家に妻と2人の娘と共に移り住んで、絹織物であった明石縮の技法を応用して、それまでの越後麻布を改良したと伝えられています。その改良は、横糸に強いよりを加えてちぢみをだし、糸作りや、布のさらし方にも工夫を凝らし、それを村人に教え、魚沼地方に広げて今に伝えられる夏の高級織物としての小千谷縮を創りあげたのでした。堀次郎は出身地にちなんで、明石次郎とも呼ばれていました。死後、彼の功績を称え、明石堂が建てられ、今でも、9月12日には、織物組合による祭りが開かれています。
小千谷縮を手軽に楽しんでいただきたいと作られたのが「まつりばやし」と名付けられた反物です。

「まつりばやし」 は、苧麻糸(ちょまいと)100%使用の本場小千谷縮です。夏も気軽に着物がきたい!という方にオススメいたします。浴衣感覚から本格的な夏の装いまで、コーディネート次第で様々にお楽しみいただけます。
「まつりばやし」 は、織りあがった布を、ぬるま湯の中で、丁寧に手で揉んで、縮独特のしぼのある風合いに、仕上げをしています。つまり、本麻の洗えるきものです。お手入れ方法はかんたん!折りたたんでネットに入れて、洗濯機で、市販の合成洗剤で、洗ってください。脱水もネットのまま。着物ハンガーにかけて陰干しすれば、すぐに乾きます。ノーアイロン!手で形を整えながらたたむだけ。
風が通る涼しい素材で、さらにお手入れが簡単だというすぐれもの!!
お見逃しなく!!
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