帯

「おび」という言葉は「身につける」という意味の古語「おぶ」からきています。 「帯」という漢字は(1)が古い字形で、腰にさげた形「(2)」と 布の意を示す「巾」とから成っています。要するに、腰に下げた布、ということ。むか~し昔は、羽織った布を細い紐のようなものを腰に巻いて留めていたのが、お洒落に、豪華に、と、だんだん幅の広いものになったようです。女性は胸元がはだけないようにする役目もあったのだと思います。
「帯が上手く結べない」と言うのが、着物離れの一番の原因とばかり、二部式の着物で帯を結ばないとか、簡単ひっつけ帯とか、帯結びの補助具とか・・・私が店に入ってからでも、いろいろ、色々考案されて、でも、流行らず・・・・結局今までどおりに落ち着きます。
小さい子が、ボタンやスナップが上手くできないのが、いつの間にか自分でちゃんと脱ぎ着出来るようになるのと一緒で、やっぱり、慣れるしか無いですねぇ。
丸太やのおばちゃんのやり方でよろしければ、むかし母が娘に教えたように、着物の着方のてほどきいたしますよ。

そんな話をブログに書いていると・・・お客様から「明日、着せて~」のお電話!
もちろん、そういうのもOKです!

いよいよ明日からは「そめおり 名古屋帯展」
です。見に来てくださいね!
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