神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

草木染 みさやま紬

 丸太やでは、この16日土曜日より「信州松本 横山俊一郎 草木染 みさやま紬」の会を開催いたします。

 「みさやま紬」は、私の大のお気に入りの紬です。生まれて初めて、「この着物が欲しい!」と求めたのが、玉葱で染めた地に藍で霞の段が入ったこの、みさやま紬でした。

 この写真が、そのころの=若かりし頃のみさやま紬を着ているわたくしめでございます。失礼!!

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草木染 みさやま紬


当時はまだまだ着物のことは何も分かっていなくて、ただ色合いが素敵でひとめぼれしたのでした。

ちょうど裁ち合せの勉強をしていた頃だったので、思い切って生まれて初めて、自分で裁ち合わせをしました。
着心地が良くて、毎日のように着ていたのですが、着物を着て歩くのも下手だったのでしょう、ワンシーズンで八掛が擦り切れてしまって、すぐに洗い張りをすることになってしまいました。face07

  その洗い張りができて、再び仕立てあがったその紬を着たとき、その着物が、ますます着心地が良くなっていることに感動しました。face08

 それから二十数年着続けていますが、このみさやま紬は、いつ羽織っても、期待を裏切ることなく、優しく身を包んでくれて、「しゃんとしなはれ!」と応援もしてくれるのです。


 昨年の夏、松本の三才山に横山俊一郎さんをお訪ねして、この話をしたところ、
「うちの紬は、着る人皆がそう言って褒めてくれるだよ。でも、丈夫過ぎていけないねぇ。買い替え需要がなかなかおきないもんね。」と、冗談ぽく仰っていました。

 こちらが、横山俊一郎さんです。

草木染 みさやま紬

 

が、すぐに真顔になって、

「近頃、糸の品質が劣化していて、せっかく染め上がっても、織り始めてから、『だめだ』って捨てなきゃならない糸が増えちゃってねぇ。困るだよ。でも、だから余計に製品管理を厳しくしてるから、今のうちの紬は、最高に品質は良いと自負しています。大事に着続けて欲しいもんねぇ。」

 ぜひ、、ご覧いただきたい。触れていただきたい!

ご来店を、お待ちいたしております!!
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プロフィール
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家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る