神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

御召(おめし)

ただ今丸太やでは、
 入学式・卒業式の装い
2月16日(土)~24日(日)
開催中です!


御召(おめし)


「なんだかとっても春らしくて、爽やかな感じがしたもので・・・。」と、店に入ってこられた方がありました。
「入学式・卒業式の装いにおススメの着物や帯の会なのですよ。」と申し上げると、
展示してある御召をご覧になって
「色無地ですか?」
「いえ、御召です。」
「御召という名称は知っているのですが、どういったものなのですか?」と、言うお話になりました。

せっかくなので、このページに説明を・・・

【御召】
 徳川十一代将軍、家斉が、ことのほかこの生地を好まれ、家斉だけが着用する留柄を作って御召料として献上させたことからその名が付いたといわれています。
正式名は御召縮緬で、生地に「シボ」と呼ばれる「シワ」をたたせた縮緬の一種です。いわゆる縮緬が、横糸だけに強撚糸を使うのに対して、御召は、縦糸にも縒りをかけています。
また、縮緬は白生地に織りあがってから精練しますが、御召はあらかじめ糸の段階で精練し、染色してから織ります。
「縮緬」が、白生地として織り上げられた「後染め」用の生地であるのに対し、糸の段階で色を染める「先染め」の生地であることが「御召」の特徴です。
先染めの織物ではありますが、近年はさらに染めの加工を加えたものも良く見られます。
種類は、産地名を付けたもの(西陣御召、塩沢御召、桐生御召)、組織によるもの(紋御召、通風御召)、糸質によるもの(上代御召)など数多くあり、それぞれ特徴があります。


生地がシャキッとしていて裾捌きが良く動きやすいので、着崩れしにくい印象です。
縮緬や、綸子よりコシがあり、紬よりはしっとりとしていて、着心地がとてもよく、今回ご提案の様にフォーマルにお召し頂くのにピッタリです。
が、お洒落な染め帯などを合わせるとカジュアルにも使えるので出番の多い着物になりますよ。

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
プロフィール
神戸・元町丸太や
神戸・元町丸太や


家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る