別注の着物☆
とても熱心にご覧になられて、でも、
「素敵ですね。」ということで帰って行かれました。
2ケ月ぐらいたったある日、
「先日拝見した着物をもう一度見たい」と、再びご来店下さいました。

お目に留まっていたのは、横山喜八郎さんの染めたこの着物でした。

「やっぱり、ちょっと地味よ・・・」と仰るので、
「お召しになる日までにお時間があるならば、色合いをお好みに合わせて染めていただけますよ。」と、
別染を承りました。
「この雰囲気で、このブルーと紫を入れて・・・」
「まだ20代なので、もう少し華やかに・・・」
「春先に2度、続けて着る機会があるのだけれど、一回は袴を付けるのです。」
「紋を入れて正装でも着られるようにしてほしい。」
などなど・・・ご要望をお聞きして、
昨年12月に横山さんの工房をお訪ねして、よ~く、良くお願いしてきました。
その別染のお着物が染まりあがって、仕立ても出来上がって、本日お納めいたしました。
こちらです!!

仕立て屋さんが、
「ぼかし具合がとっても素敵で、生地の艶と合わさって、なんだかキラキラしていて・・・サックスの柄も入っていて、スポットっを浴びて演奏しているみたい。」と、大絶賛!!
もちろん、ご依頼主様にも、とっても喜んでいただきました。
「別染は、思ったようには上がらないのではないか」と、不安になるのは仕方がありませんが、
「どうしたいのか」ということをよくよくご相談させていただいて、創らせていただくと、
「思った通り!」を超えて、「想像以上!!!」の素敵なお召し物が生まれます。
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