初レッスンの着物姿
初めてのお稽古は、名古屋帯を結ぶ手順を覚えていただくために、洋服の上に帯を結んでみます。
着物を着ると、お袖が邪魔をして、なかなか思うようにいかないので、手順を覚えることすらおぼつかないので、洋服のままで、というやり方にしています。姿見にも全体が写りやすくてわかりやすい。
2度ほど繰り返して、初回は、私が着物をお着せします。
「さあ!もう一度、今度は、この着物の上に結んでみましょう!」
で、出来上がった着物姿です!
「お嫁入りのときの着物だから、派手で恥ずかしい!」と仰っておられましたが、この笑顔!

実は、このお客様には目標があります!
下の写真は、お爺様が着ておられたという黄八丈。なんと、戦後小笠原諸島が返還された直後に、現地に出かけて求めてこられたという、本場の本物の黄八丈です。


「どんないきさつがあって、どんな思いで、そんな遠くまで行ってこれを求めて、着ていたのか、知らないのですが、私が着られるように仕立て直しができるのなら着たいのです。」と、お持ちになられました。
つい丈で仕立てある男物から、おはしょりをして着る女性用の着物に仕立て直しは、別布を足さなければ出来ないことが多いのですが、これは、縫込みが十分にされていて何とかなりそう、ということでお預かりしました。
「この着物が、仕立てあがるまでに、自分で着物が着られるようになっておきたい!」というのが目標なのです!!
「今日やってみた感想は?」
「う~ん・・・道は遠いかな・・・でも、頑張ります

着物は、習うより慣れろ、って言うんです。おうちでも復習してみてくださいね。

お爺様も喜ばれますよ、きっと!!
~~~お知らせ~~~
16日(水)は、勝手ながら12:30より営業いたします。
16日(水)は、勝手ながら12:30より営業いたします。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。