神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

紫紘株式会社:そのⅡ

 「紫紘」さんと弊店とについては、下記のとおり、社長の書いた文章を転用させていただきます。face03

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四十年前、私が「丸太や」に入社し呉服屋になった頃、お客様にお薦めする帯のほとんどは「紫紘」と「川島」でした。それぞれの標章(ロゴマーク)である「紫紘」の「源氏香」、「川島」の「軍配」は、「丸太や」が自信をもって販売する帯の象徴(シンボルマーク)でもありました。「紫紘」と「川島」の帯が主力であったのは、振袖、留袖、訪問着などのフォーマル着物が主流であったからに他なりません。当時、お客様は必ずしも、なにげなく、さりげなく着物をお召しになられたのではありません。結婚式、成人式、卒業式、入学式、授賞式、初宮参り、七五三参りなどなど、事あらたまった式服としてお召しになられたのです。
 しかし、いつの頃からか、何でもない機会、歌舞伎や文楽、オペラやコンサートの鑑賞、同窓会、食事会のような、全くの普段ではないけれど、日常の生活から少し華やいだ機会に着物を楽しんでお召しになるようになられたのです。「式服」ではなく「会服」として着物をお召しになるようになったのです。すると自ずと、オシャレで軽やかな着物や帯が求められるようになり、付下や小紋、紬の着物、綴や名古屋、染の帯が人気になり、「紫紘」の帯をご紹介することが少なくなってしまいました。
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私が着物を着ることができるようになったのは、「紫紘」さんが、当時織っておられた緞子の八寸帯のおかげだと言っても良いぐらいです。軽くて、結びやすい帯でした。ところが、「紫紘」さんの方針や、事情がいろいろあったのでしょうが、その帯をやめてしまわれた。そんなこんなで、疎遠になって20年・・・・。

ところが、この夏、若い男性が店を訪ねてこられて、その方が「紫紘」の野中さん、山口伊太郎さんのお孫さんだったのです。
次の世代の方が育っていることがなんとも嬉しくて、次は、こちらから伺う約束をしました。

しばらく離れていた道が、また合流したような感じです。


お店にお伺いすると、もちろんのことながら、以前と変わらず、良い帯を創り続けておられました!!

 紫紘株式会社:そのⅡ  紫紘株式会社:そのⅡ

 紫紘株式会社:そのⅡ  紫紘株式会社:そのⅡ

さらに、新しい感覚の帯も・・・・

紫紘株式会社:そのⅡ 紫紘株式会社:そのⅡ

そうなると話はとんとん拍子に進んで、この度の「王朝の雅 帯の紫紘」展を開催の運びとなりました。

19日(土)~27日(日)の開催です!ぜひご覧ください。




14日(月)までは、「襦袢の会」です。こちらもお見逃しなく!!






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家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る