着物適齢期☆
小紋と帯をお求めいただき、
「3月30日に着るつもりです!」と、目標も立てておられました。
今日も、「この歳になって、無性に着物を着たくなって、とりあえず、ポリエステルの気楽に着られる着物を購入したのですが、どんな帯が合うのか、相談にのってもらえませんか?」と言う方がご来店。
すこしアドヴァイスを申し上げると、
「家に帰って合わせてみます!」と、何かイメージが浮かんだようでした。
「母が一生懸命揃えてくれた着物を、今まで着ずに放っておいたのが、なんだか、申し訳ない気がしてきて、派手でもいいや、と着ているんです。取り合わせで、まだ何とかいけますでしょ?」と言う方も来られました。
「もちろん、OKですよ!着物の中のどの色を引き出そうかと小物を工夫するのも、着物の楽しみのひとつですよね!!」
そして、身内にも・・・・、
「孫の宮参りに、ふさわしい着物があれば、着たかったなぁと思って。
お嫁入りで、お母さんが作ってくれていたのは、どうにも派手になってしまって、残念だけれど着られないわ~」と、還暦記念に、新調することを決意!!
さっそく、木戸源生さんにお願いして、打ち合わせで、お出会い頂きました。

「この帯と、この帯の、2本が合わせられると嬉しいけれど。」と袋帯を持参でした。
「ならば、柔らかい淡い目の芥子色とかが、帯も合うし、似合われると思いますよ。」と言うことで、あっさり決まって、2月中には仕立もできそうです。
「こうなったら、やっぱり自分で着られるようになりたいから、習いに来るわ!!


その昔は、「お道具」とか、「嫁入り支度」とかで、お嬢さんがお年頃になると、呉服屋が、アレやらコレやらを順番におススメして、お揃え頂いていました。
当時は、女性は、結婚したら家庭に入って自分の自由になる収入らしい収入は無く、だから、その先ずっと、着るものにある程度困らないように、「お支度」が必要だったのです。
ところが、世の情勢が変わって、洋装が当たり前な上に、結婚しても仕事を続けられたり、地位も向上しましたし、家事も電化のおかげで短時間に済むようになり、子どもの数も減り、女性は、家で、家事育児に捉われずに済むようになって、「お支度」の加護の必要が薄れたようです。
でも、変わらないのは、やはり、日本の女性の多くは、着物に魅力を感じているという事でしょうか。
着たくなった時が適齢期!ぜひ、一歩踏み出して、日本の伝統美ともいえる着物ファッションを楽しんでください!
丸太やは、そんな貴女の応援を惜しみません!!
何なりとご相談ください。
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