絞り染めは手仕事の塊り!
「色が命」 寺田 豊 京絞り展 を開催中です。
絞り染め、というのは、染め分けの技法の中でも最も古くから日本で行われてきた 染色技法の三纈(さんけち) 「蝋纈(ろうけち)=ろうけつ染め、夾纈(きょうけち)=板締め、纐纈(こうけち)=絞り染め」の一つです。
寺田さんが、「染の工程の途中を見ていただくのも良いかもしれませんね。」と染の見本をおもちくださいました。
これは、四ツ巻と言って、一つ一つの粒を木綿の糸で4回ずつ巻き上げては止めてゆく手法で括られた白生地です。

これを染めて、ほどくと、糸で括られていた部分が、染まらずに白く残るというもの。

括る前に、まず、デザインを型に彫って、白生地に青花という熱や水で消えてしまう染料で染め、

この点々を一粒ずつ糸で括っていきます。
この幅の生地が、こんなに細くなります!

さらに、ビニールを被せて括る小帽子染や芯をはさんでビニールを被せて染める中帽子そめなど・・・・
種々、様々な染の工程がご覧いただけます。
一粒、一粒、人の手で括られて染められる絞り染めの着物や帯
あらためて、すごい技術だな・・・と、思うのです!!
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