「色が命」寺田 豊 京絞り展

「色が命」 寺田 豊 京絞り展 を開催いたします。
商品を展示して、値札を添えて、と、準備をしていると、
お母さんと娘さんが入ってこられて、お母さんの方が何やら一生懸命
説明をされているご様子なので、近寄っていくと、「絞りっていう染め方
なのよ・・・うんぬん・・・」
どうやら、お嬢さんの方は「絞り染め」というのが、イマイチ良く解らな
ご様子でした。
ちょうど店に、白生地を絞っただけの、染める前のものがあったので、
ご覧いただくと、「なるほど~」と、お分かりいただけたご様子、そして、
「コレ、全部・・・・・一粒、一粒、括るのですよね・・・・・

なんでも機械化されて、色々なことが簡単に出来るようになっている
現代に、人の手でしかできない仕事がある、ということに、おどろきと、
感動を覚えてくださったご様子でした。
「染め分ける」「柄を付ける」染色技法としては、最も古い技法のひと
つである絞り染め。
染めあがって、括ってある糸をほどいてみなければ、どんな仕上がり
になっているのか、本当のところは分からない。そんな、不自由な染
方ですが、そこにまた、他にはない表情があっておもしろいのです。
丸太や店内、1階も2階も、柔らかな色合いの、絞り染めの着物や帯がたくさん並びました。
是非この妙技をご覧ください!!
明日、明後日は、寺田 豊さんもご来店下さいます。
「この柄の色違いが欲しい」とか、「夕焼雲のイメージの着物が欲しい」とか、なんでもご相談ください。きっと、間違いなく、貴方のための、貴方だけの着物や羽織、コートや帯が生まれます!
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