9月に小千谷縮は着られない?
昨夜から今朝にかけて、あんなに雨が降っても、
今日の神戸の最高気温は、32℃

明日の予報も、神戸の最高気温は、32℃


夕刻、お客様がご来店下さって、
「明日とか、10日過ぎとか、小千谷縮を着たらダメかしら・・・?」

「この暑さですもの!着ましょ!!着ましょう!!!」・・・というのが、私の答え!!
小千谷紬のような麻の着物は、盛夏のもので、7月、8月限定のように言われてきました。
ある部分、古の宮中の衣替えの習わしに添って、慣習が決められている着物の世界ですから、現在の気象状況と合わない部分が多いのです。
茶道の世界など、そういう部分を大切にしている世界はあって良いと思うし、そこで、約束事を破るような、野暮なことはなさらないのが、文化人というものかと思いますが、
ただ、お洒落を楽しんで、着物を着たい!という方には、「着物だから、こうしなければならない」というむずかしいことを言うべきではない、と思うのです。
それより、気持ちよく、着物を楽しみましょう!
洋服だって、「流行おくれ」よりは「先取り」がお洒落だ、と思うわけですから、ほどほどに落ち着くと思うのですけど・・・いかがでしょうか?
折角、着物を着たいと思っても、
「9月か・・・、単衣だよね~・・・・暑いし・・・やめとこか・・・・

お洒落で着る分には、良いじゃないですか!どんどん着ちゃいましょうよ!!
小千谷縮の産地の組合でも、着付け教室の先生方と組んで、「小千谷縮のお召し頂ける期間を6月から9月までに広げよう」というキャンペーンをされたそうです。
私も、明日は小千谷縮を着る予定


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