藍染めの着物
藍染めの歴史はとても古く、1800年以前、弥生時代の中ごろに、大陸から騎馬民族が日本に移住する時に、その技術とともに持ってきたのではないか、とされています。
その後、延々と受け継がれて、江戸時代以降、明治時代に科学染料が使われるようになるまでは、庶民の衣装の大部分を藍で染めていたのです。型染めであったり、絞り染めであったり、絣の織物であったり・・・
着物はもちろん、手甲脚絆などあらゆるものが、藍で染められていたのです。
藍染めが、なんだか懐かしい感じがするのは、日本人のDNAに、その色や香りが刷り込まれているのかもしれませんね。
今回出品されている、絞り染めの、木綿の着物です。

深い藍色に絞り染めの白い色が柔らかく、淡彩なのに、表情豊かに染め上げられています。
藍の賛歌 芳賀信幸染個展 開催中!!
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