洗い張り
「サイズも全く違うし、さしあたって着る予定は無いのですが、母が大事にしまっていたようなので、せめて洗い張りをしてなおして置こうかと思うのです。」とのことで、お預かりいたしました。
実は、私も、母の着物を一枚洗い張りしました。
着物の構成は実によくできています。
一反13m近い生地を使いますが、切り落とすと言うことをしません。(丈が長くて、残り布にすることはあります。)

図のように、身頃、袖、衿と衽と8枚に裁ち分けますが、それを全て縫いこんで着物に仕立てますので、解いて並べると、元の反物のパーツが揃うことになります。
母と私とでは10cm以上も身長が違い、身幅も私の方が、おおいに

ものを大切に、大切に、使い続けた日本人の心が生み出した技だな、と思います。
少し費用がかかっても、柄が気に入っているとか、思い出の着物だとか、
「なんとかならないかな・・・

一度 丸太や にご相談ください。
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