神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

辻が花染の工程



 せっかくですので、「辻が花染」をすこしお勉強。

工程としては次の図のようになります。

辻が花染の工程


デザインを考え、下図を描きます。
下図を生地に、あおばなという水につけると消えてしまう液で、描き写します。
そのラインに沿って、糸入れという作業をします。木綿の糸でラインどおりにチクチク、チクチク・・・・・・・縫います、縫います!縫います!!face08

例えばうさぎの柄
  辻が花染の工程

糸を絞ったり、フィルムをかぶせたりして、染まらないようにします。
  辻が花染の工程

     もはや、何の柄だかわかりません!face08

染めて、 
  辻が花染の工程
 
糸を解くと、
  辻が花染の工程

うさぎのラインが白く浮き出てきました。フィルムをかぶせたところは白く残ります。

何色も染める場合は、絞ったり染めたりを繰り返すのです。

染め上がると、蒸しという工程で染めた色を定着させて、
湯のしという工程で生地を元通り伸ばして整理。

墨描きの筆を入れる場合はこの後描きこんで、仕上げます。


波兎の付け下げ着尺
辻が花染の工程


ふわふわの毛の可愛いうさぎが勢いよくとびはねています。
よく見ると、小さな目も、糸入れして絞り染めしてあります!!face08

かにさんもいます。
辻が花染の工程

辻が花染の工程


ぜひ実物をご覧になりにお越しください。
29日までの開催です。

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プロフィール
神戸・元町丸太や
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家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る