辻が花染の工程
せっかくですので、「辻が花染」をすこしお勉強。
工程としては次の図のようになります。

デザインを考え、下図を描きます。
下図を生地に、あおばなという水につけると消えてしまう液で、描き写します。
そのラインに沿って、糸入れという作業をします。木綿の糸でラインどおりにチクチク、チクチク・・・・・・・縫います、縫います!縫います!!

例えばうさぎの柄

糸を絞ったり、フィルムをかぶせたりして、染まらないようにします。

もはや、何の柄だかわかりません!

染めて、

糸を解くと、

うさぎのラインが白く浮き出てきました。フィルムをかぶせたところは白く残ります。
何色も染める場合は、絞ったり染めたりを繰り返すのです。
染め上がると、蒸しという工程で染めた色を定着させて、
湯のしという工程で生地を元通り伸ばして整理。
墨描きの筆を入れる場合はこの後描きこんで、仕上げます。
波兎の付け下げ着尺

ふわふわの毛の可愛いうさぎが勢いよくとびはねています。
よく見ると、小さな目も、糸入れして絞り染めしてあります!!

かにさんもいます。


ぜひ実物をご覧になりにお越しください。
29日までの開催です。
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