神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

別染め「御所解」付け下のその後☆

今朝、「應壽」の佐伯さんからメールを頂きました。
「御所解の付け下の友禅色挿しにかかります。」と、
それまでの行程の写真を添えてくださっていました。

なので、皆さんにもご報告!

デザイン→生地に下絵を描く→糸目の糊置き、の、続きです。

花や葉っぱなど、後で友禅色挿しする面の部分を糊伏せします。

別染め「御所解」付け下のその後☆


防染がしっかりできるよう厚みを付け、かつ、他の部分に糊がうつらない様におがくずを糊の上に撒きます。

別染め「御所解」付け下のその後☆


別染め「御所解」付け下のその後☆



こうして全体の地染めをします。今回のご希望はやさしいクリーム色。
地染めができて、糊も落としました。

別染め「御所解」付け下のその後☆


いよいよ、友禅の色挿しにかかります。


ところで、「御所解:ごしょどき」って何?ですよね。

着物の文様のひとつ。江戸時代の後期、御殿女中の小袖の文様として好まれた柄で、四季の草花を細かく描いて、その間に御所車や扇、柴垣など『源氏物語』等の王朝文学や能に頻出する事物をデザインしてあるのが特徴。武家女性の日本の古典文芸に対する豊かな教養をうかがわせる文様としてよく使われていました。
そのデザインを基にした、四季の草花で埋められた意匠を含めて「御所解 」と呼んでいます。
「御所解 」の名称は、明治維新を迎えて、公家や武家女中の伝統的な小袖類を、それまで身につけることなどとても許されなかった一般に、「解いて」売却されたからという説があります。

さて、どんな色挿しがされて、仕上がってくるのでしょう!私も、とっても楽しみです。face05
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家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る