そして第5ステージへと続くのです!

本友禅「應壽」の佐伯さんから、その後の進行状況をお知らせいただきました。
御所解の付け下は、下絵が描けて、糸目の糊置きをしています。

細い筒先から糊を搾り出しながら、細い線を描きます。この線が、すべて染め上がって糊を落としたときに、柄の輪郭を白く括って残る「糸目」と呼ばれる線になります。
唐花の染め帯のほうは、地染めが終って、友禅の色挿しです。


友禅は、下から電熱で炙りながら色を挿していきます。
染料をじんわりと早く乾かして、糸目の外へにじみ出ないようにします。
(急激に乾かすと色が変わってしまうので、「じんわり」と)
昔は、火鉢を使っていたそうで、火の粉で生地に穴をあけてしまうことも、あったとかなかったとか。
染め上がると、「蒸し」という工程で、染料を発色、定着させます。
そして、水場で糊落し、と言うような第5ステージへと続いていきます。
唐花の染め帯の方は、もうすぐ完成です☆
「ひと手間ずつ、一行程ずつ、ものは創り産み出されてゆくのですね。」と言う私のコメントに
「大地に一粒一粒種を蒔いていく感じで。」と添え書きされていました。
ご注文くださったお客様の「夢」の種もこうしてすこしずつ、着実に育ててもらっています。
もうすぐ花が咲く!

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