神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

創作織「残糸の大島紬」

 十月も残り一週間となりました。暑い時期が長かったので、ようやく着物の楽しめる季節がやってきたような気がします。この週末からは、二年ぶりに関 健二郎さんの「創作織」の会です。私が呉服やになって、早三十年近くなりますが、着物の着初めは、あてがいぶち、言われるままだったのが、やがて気に入った色柄を選ぶようになり、気が付くと、何よりも着やすい着物や帯を手に取るようになっていました。こんな私でも、一応看板face03ですから、お客様に「良い」と思ってもらえなくてはいけませんし、かといって高価なものをこれ見よがしに着るのは間違っています。そんな私にぴたっと来たのがこの残糸の大島紬でした。face05

創作織「残糸の大島紬」



創っておられる関さんは、「すごい大島紬やね、と言われるんじゃなくて、素敵な着姿やけどそれ何?と言われるものを創りたい」とおっしゃいます。大島紬というブランドで選ばれるのではなく、品質を見て、触って、感じて購入してほしい。関さんは、ご自分の反物を広げるごとに「しゃきっとしていて、むちっと、むっくりとしていて・・・ええやろーicon12」とおっしゃるのですが、本当におっしゃる通り、しゃきっと、裾さばき良く着られて、からだにふんわり、しっとり付いてくる感じがとても気に入っています。

 ある時、着物の雑誌の編集長さんが来店され、丁度この着物を着ていたのですが、ずばり「奥さん、素敵ですねぇ。それ何ですか?」色々な着物を見歩いておられる方にそう言われて、思わずにんまりしてしまいました!hand03

 関さんは、糸の巻かれた管をカラコロといとおしそうになでながら柄を考えます。
何種類もの糸を、その個性を活かして組み合わせ機にかけます。
大きな体で、窮屈そうに機に座って、ドンッ、バンッ と手織りします。
そうやって関さんの創っておられるのは、着る人のための「創作織」なのです。

ぜひ、お一人でも多くの方に、着て楽しんでいただきたいと思います。face02

 なによりまず、ご覧になってください。皆様のご来店をお待ちいたしております。
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家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る