神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

半襟のかけ方

着物を着ようかな・・・と思ったのに、襦袢に襟がかかってなくてあきらめちゃったface04、というような経験はありませんか?
半襟をかけるのって案外めんどくさいんですよね~icon15
両面テープでぺたっというわけにはいきませんが、丸太やの女将さん流、比較的簡単で、きれいにできるやり方を紹介してみようかな・・・と思います。

用意するもの:襦袢、半襟、縫い針(4~5㎝ぐらいの細めがオススメ)、糸(私は、木綿60番手のミシン糸)
          待ち針6~7本

    再度おことわり;あくまでも私流!!

私は半襟を襦袢の裏側から付けます。(たいがいは表側からとなっています)

半襟のかけ方 襦袢を裏向けて、台襟の背中心と、半襟の長さの中心をあわせる。








半襟のかけ方 縫込み分は背中心から肩山まではおよそ2㎝。背中心の位置に
 一本目の待ち針を打って半襟と台襟を添わすように肩山のところ
 まで、左の親指をすべらせる。






      次がポイント

半襟のかけ方

背中心の待ち針を右手の親指で押さえながら、肩山の位置にある左の親指をぐいっと押し下げる!逆に右の人差し指は裏から突き上げるような感じ!

そうすると、台襟に対して半襟が突っ張るような感じになります。
半襟のかけ方

そのまま左の親指を緩めないようにその位置に二本目の待ち針をうち、一本目との間に、半襟の突っ張り具合が均等になるように三本目の待ち針を打ちます。

こうすることで、襦袢を着た時に、襟周りの内側がだぶつかなくてすっきりするのです!face02

半襟のかけ方

残りの半襟を台襟に自然に添わせて端に4本目の待ち針。ここの縫込み分は1㎝弱。台襟は先の方が少し幅が広くなっています。(バチ襟=撥襟) 5本目、6本目は適当に・・・

背中心①から④まで縫います。①~②までの肩周りは半襟を引っ張り気味に、少し丁寧に縫いますが、あとはざっくり、大きい目で縫っても問題ありません。
端を膝で押さえて引っ張り気味にして縫うと縫いやすいですよ。
半襟のかけ方

反対側の半分も同じ要領で縫いつけます。
半襟のかけ方



次は、表にかえして半襟で台襟を包み込むような感じで表側に待ち針を打ちます。背中心をまず決めて、左右に自然に添わせること。こちら側は引っ張らない。
半襟のかけ方


裏側と同じように中心からそれぞれ右へ、左へと縫い付ければOK.。糸を通すのが面倒な方は端からずい~っと縫っていただいても問題ないと思います。大きな針目でぐしぐし縫うもよし。大きくすくってちょいと出し、大きくすくって、ちょいと出し・・・と縫うと、こんな感じに出来上がり!
半襟のかけ方



私はめんどくさがりなので、アイロンはかけませんが、かける時は、縫い目側だけを抑えるように、ふっくらと仕上げましょう。



写真がいまいち・・・・・ご容赦のほど!m(_ _)micon10


「お正月」は、「夏祭りの浴衣」、「成人式」の次ぐらいに着物を着ようかな、と思う時ではないでしょうか?
着方の練習とか、ワンポイントアドバイスとか、お気軽にご相談くださいね。face02


※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
プロフィール
神戸・元町丸太や
神戸・元町丸太や


家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る