神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

報告、「藤娘」の帯

 4月も終わりですって?!face08

今年も3分の1があれよ、あれよ・・・という間に流れて行ったのですね・・・・kumaったもんだ…


でも、思い返せば、やっぱり4か月の収穫はあるものです。
これも、そのひとつ!(前回紹介のページもご覧ください。)





一発勝負で描かなければならないお顔もバッチリ!!
        

                      前の柄の藤の花は、花びらの光もとおすような質感も出ています!

もちろん、ご注文主様には大満足していただきました。hand03face02

ご主人から、「いとし、いとし」の奥様へのプレゼント!face05
がんばって染めてくださった「京友禅 應壽」の佐伯さんに感謝、感謝です。m(_ _)m


さて、弊店では、見た目爽やかに、
「 小千谷縮  樋口 隆司」 開催中です。

そして明日、5月1日は、夏も近づく八十八夜

私も、もう、単衣を着ちゃいます!!

「 小千谷縮  樋口 隆司」 開催中です!

 正直なところ、商売なかなか・・・なかなかです。face10 いや、昔から、そんなになんでもたやすく、何とかなるというものではないのですよね。face06 だから神頼み・・・!

神戸では、えべっさん信仰と同様に、神戸市の商工業の守護神として長田神社にお参りします。
今年も、 商工業繁栄祈願祭(商工祭)が4月29日よ り5月3日に亘り、斎行されます。29日は宵宮で、この日は、市内商店街の女性代表が参拝するのですが、弊店のある元町一番街商店街からはABCカバン店の奥様が代表でお参りしてくださいました!私も、着付けのお手伝いをさせていただきました。




「たくさん福をもらってきてくださいね~」face02とお見送り。


早速のご利益?!!face03

お客様が素敵な着物姿でご来店下さって、樋口隆司さんも、ご機嫌の笑顔です!

        

  ありがたや、ありがたや!face02

「 小千谷縮  樋口 隆司」は、5月6日(日)までの開催です。

嬉しい再会!

本日より 「 小千谷縮  樋口 隆司」 開催です!

 いつものお花屋さん 桜咲く上村花園さん に、初夏らしいお花も活けてもらいました。




 開店と同時に樋口隆司さん登場! さっそく特製のタペストリーを店内に掛けて、一層樋口ワールド!! 




 そして、嬉しいお客様!前回の樋口さんの会で、着物をお求め下さった方が、その着物をお召しくださっての再会です。作り手さんにとって、ご自分の作品の着姿をご覧になられるのは、お嫁に行った娘との再会みたいなものですよね。
ということで、ツーショットicon12




「染め物とは一味違うさりげなさがあって、でも、いわゆる紬ほどざっくりでもなくて、品良くさりげなく着られるのがとってもいいです。」とのご感想を頂きました。face01

それにしても、急激に気温上昇です。splash
「ちょっと早いけれど・・・」と、息子は単衣を着ていました。見ると、樋口さんも単衣でした!

着物の業界では、雑誌や着付けの教室もみんなで、5月から単衣を着ても良いということにしようと発表したそうです。(お茶の席などはもう少し厳しく守った方がよさそうですが・・・)

今回おススメの、紬ちりめん湯揉み絹縮など、単衣で楽しめる期間が長くなるのは、大歓迎ですね~。hand03
是非、風合いを手に取ってご覧下さいね。


展示できました!

「 小千谷縮  樋口 隆司」

 今日は一日がかりで、店内展示しました。
樋口さんの熱意がびんびん伝わる商品の質と量です!face08
できるだけ沢山展示したい、積み上げておくのはイヤだ、というので、店内めいっぱい並べました。普通の商品がこれだけ並んだら、たぶん、重苦しくて、ちょっと威圧感すら感じてしまうかも知れませんが、樋口さんの商品は、基本モノトーンが多く、柄もさらっとした感じ、さらに麻素材や、薄手の素材のものが多いので、とても良い感じにまとまりました。初夏の風が吹き込んでくる様です。face02

  
1階も2階も「樋口隆司ワ-ルド」です。hand03

ゴールデンウィーク中、5月6日の日曜日まで開催しております。
どうぞご来店ください。

明日、明後日は、樋口隆司さんご本人も遠路、小千谷から、ご来店です!!

小千谷縮

「 小千谷縮  樋口 隆司」

 「小千谷縮;おぢやちぢみ」は、兵庫県と深い縁があります。17世紀、播磨国明石出身の浪人堀次郎将俊が、小千谷の山谷の庄屋の家に妻と2人の娘と共に移り住んで、絹織物であった明石縮の技法を応用して、それまでの越後麻布を改良したと伝えられています。その改良は、横糸に強いよりを加えてちぢみをだし、糸作りや、布のさらし方にも工夫を凝らし、それを村人に教え、魚沼地方に広げて今に伝えられる夏の高級織物としての小千谷縮を創りあげたのでした。堀次郎は出身地にちなんで、明石次郎とも呼ばれていました。死後、彼の功績を称え、明石堂が建てられ、今でも、9月12日には、織物組合による祭りが開かれています。


 小千谷縮を手軽に楽しんでいただきたいと作られたのが「まつりばやし」と名付けられた反物です。




「まつりばやし」 は、苧麻糸(ちょまいと)100%使用の本場小千谷縮です。夏も気軽に着物がきたい!という方にオススメいたします。浴衣感覚から本格的な夏の装いまで、コーディネート次第で様々にお楽しみいただけます。

「まつりばやし」 は、織りあがった布を、ぬるま湯の中で、丁寧に手で揉んで、縮独特のしぼのある風合いに、仕上げをしています。つまり、本麻の洗えるきものです。お手入れ方法はかんたん!折りたたんでネットに入れて、洗濯機で、市販の合成洗剤で、洗ってください。脱水もネットのまま。着物ハンガーにかけて陰干しすれば、すぐに乾きます。ノーアイロン!手で形を整えながらたたむだけ。

風が通る涼しい素材で、さらにお手入れが簡単だというすぐれもの!!

お見逃しなく!!

 
 

本日丸太やホームページを更新しました。
「 小千谷縮  樋口 隆司」の案内です。

昨日、樋口さんから今回の催しの商品が届きました。内容、数共に、頑張っておられるな~と感心します。

私の、憧れの、黒地の縮もありました!!face05



真夏に黒地?と思われるかもしれませんが、縮の透けた感じは、黒地が最高です!(と、私は、勝手に思っております。face03
ところが、麻を良い黒に染めるのは、なかなか難しいそうで、意外と少ないのです。
前回の弊店での会では、一点だけあって、でも、もちろんお客様優先でお求めいただいて・・・・・、
こんな感じです。↓ ↓ ↓



ね、カッコイイでしょ~!


今回の催しの、スポットは、麻の小千谷縮に当てましたが、もちろん絹物の小千谷紬も色柄豊富に揃っています。

男性の方にお召し頂ける広巾のものもございます。

是非ご覧になってください。
ご来店を、お待ちいたしております。

 今日は大分県では気温30℃icon01を超える真夏日になった所があったとか!face07
遅い春、早い夏!! icon10

丸太やでは、汗ばむ季節にも着物でおしゃれを楽しみたい方のために、小千谷縮を取り揃えた会を開催いたします。

小千谷縮 樋口隆司 作品展 

4月28日(土)~5月6日(日)




 二年前、平成22年3月、新潟県小千谷市の織物作家樋口隆司さんの個展を弊店で開催した折のことです。「今回、小千谷縮がユネスコ無形文化遺産に認定されたのです」と樋口隆司さんが満面に笑みを浮かべて話されました。「ユネスコ無形文化遺産」とは、2003年にユネスコ総会で採択された「無形文化遺産の保護に関する条約」に基づくもので、芸能、儀式、祭礼、行事などが対象ですが、「小千谷縮」は、2009年に伝統工芸技術として認定を受けたのです。日本の染織工芸品としては、やはり、2009年に「越後上布」が、2010年に「結城紬」が「ユネスコ無形文化遺産」に認定されています。樋口隆司さんは、長く「小千谷織物同業協同組合」の理事長を勤められ、「小千谷縮」を代表とする小千谷の織物の振興にご尽力されましたが、「小千谷縮」が「ユネスコ無形文化遺産」に認定されたことに、万感の思いを抱かれたことでしょう。

 私は、過去に三度、樋口隆司さんを訪ねて小千谷に参りました。平成20年2月に訪問した折、樋口隆司さんは、「明石堂」という祠に私たち夫婦をご案内くださいました。「明石堂」は、江戸時代初期、播磨の国、明石出身の浪人で、明石次郎と呼ばれていた掘次郎将俊が小千谷に移り住み、村人を指導して「明石縮」をもとに「越後麻布」を改良し「小千谷縮」を創出した功績を称えて創建された祠で、今も、毎年、「小千谷織物同業協同組合」によって祭礼が執り行われています。平成16年10月、小千谷を襲った新潟県中越地震で「明石堂」が損傷した際も、「小千谷織物同業協同組合」が修復したそうです。この度、「小千谷縮」が「ユネスコ無形文化遺産」に認定されたことは、掘次郎将俊以来、四百年近くに亘って「小千谷縮」を守り育ててきた小千谷の人々の努力の賜物なのです。

 昨年の暮に樋口隆司さんが弊店にお越し下さった折、「お蔭様で小千谷縮が好評なのです。地球温暖化が問題になってクールビズが求められるようになり、小千谷縮が見直されたのです。何せ体の中を風が通る織物ですから。それと元祖形状記憶なのです。洗ったら元通りになりますから。」成る程、空調設備など無かった江戸時代、蒸し暑い夏を快適に過ごすために生み出された「小千谷縮」は環境に優しい織物なのです。しかし先人の知恵と努力で生み育てられた「小千谷縮」も樋口隆司さんのように今という時代に相応しいファッションとして新たに生み出す創意がなければなりません。樋口隆司さんの言葉です。


伝統工芸は風土から生まれる
それは戦いの歴史でもある
厳しい風土との戦いは
何時しか共生へと変わる
何代にも渡って生き続ける伝統工芸は
守りに入ると絶える
「守り」とは時間を止めることと同じだ
伝統の継承とは
絶えず新しいことにチャレンジすることに他ならない




麻素材の縮の他にも、絹の小千谷紬や、まるで羽衣のような、「ふわり」と軽い湯揉み絹縮もたくさん揃っています。是非ご覧ください!

 まるたやフレンドリーコンサート2012春・最終日、無事終了いたしました。
たくさんのお客様に聞きに来ていただいて、本当にありがとうございました。
 今日のプログラムも、と~ってもハードだったので、弾き終えて4人ともほ~・・・っという感じの記念写真kirakira



家族でカルテットなんて、本当に幸せなことだなぁと、感謝の気持ちいっぱいです。
次回「まるたやフレンドリーコンサート」は、秋10月に開催いたします。新たな気持ちで練習に励みますhand02

さぁ~次の催しは、
「小千谷縮 樋口隆司」です。

 4月28日(土)~5月6日(日)

 本日は、フルートの宮名利 育さんと、ピアノの有田 由紀子さんと、私も加えていただいて、ドビュッシーの「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」(ハープのパートをクラヴィノバで演奏ですが)を、メインのプログラムにしたコンサートでした。
 雨模様の足元の悪い中、たくさんのお客様にお越しいただいて、超緊張!しましたが、お蔭様で、無事終了しました。

 最後の曲は、やはりドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」をお二人で聞かせてくださいました。
演奏後のほっとした表情をパチリ!お客様と歓談中。





 4時からの演奏を終えて売り場に出たところへ、
「あ~、やっぱり4時からですよね。終わっちゃいました?」と、お客様。
「せっかくこの帯締めてきたのに間に合わなかった~」

以前、ご主人からの誕生日プレゼントとしてお買上げいただいた、桝藏順彦さん作の「奏でる猫」です。




着物も、よく見ると、「いとし、いとしの藤の柄」です。こちらをお読みいただくと分かりますよ。→4月4日のブログ


さてさて、コンサートも残すところ一日となってしまいました。
明日は。家族総出で、息子のバイオリンの師匠:立花 礼子さんにお力添えいただいて、弦楽四重奏です。

あと2日!まるたやフレンドリーコンサート23日(月)まで開催です。onpu2

 今日は立花礼子さんと上林きよみさんのお二人による、バイオリンソナタを聴かせていただきました。
今回からスタートした、ヘンデルとバッハのクラブサン付きのソナタそれぞれ6曲を全曲演奏しようというシリーズです。





「かっこいいな~」といつも思うのですが、うっとり、素敵な演奏でした。face05



そして、こちらは、着物姿で「バイオリンソナタ」です!
結婚式におよばれの前に、立ち寄ってくださいました。



長田けい子さんのろうけつ染めの訪問着に、山口和市郎さん作の袋帯で、こちらも、うっとり~。
帯結びもとっても凝ってました!






オマケ:私も、バイオリン小紋とピアノの帯でした!


23日(月)まで、まるたやフレンドリーコンサート連日開催です。onpu2

 今日の演奏曲目はモーツァルトの弦楽五重奏曲ハ長調 KV.515でした。大好きな曲の一つです。爽やかなこの季節にぴったり!

2nd.バイオリンの橋本さんと主人は30数年前からの(私より古い!)お付き合い。1st.バイオリンの立花さんとも17年ご一緒に演奏させていただいています。そこへ、去年から1st.ヴィオラに横山さんが加わってくださって
弦楽五重を、今回で3曲目です。皆さん合奏の超ベテラン!なので、2nd.ヴィオラ担当の私は、音楽に身を任せるというか、とっても楽しい!!

 今日のユニホームは絞り染めのモーツァルトTシャツでした。ハイッ!ちーずkirakira 終演後の記念撮影です。





明日は、こちらもデュオを組んで17年になるお二人、立花礼子さんと上林きよみさんで、バッハと、ヘンデルのバイオリンソナタを聞かせて下さいます。乞うご期待!!

23日(月)まで、まるたやフレンドリーコンサート連日開催です。onpu2

 今日は、娘のような若いお嬢さんお二人とカルテットで、ハイドンの弦楽四重奏曲を2曲演奏しました。
ハイドンの円熟期、Op.64から№1と2。
日本ではあまり演奏されないのが残念に思う、素晴らしい曲です。
本番を弾きながら、更に発見がある、というような、なかなか掴みきれない深い曲でもありました。

 終演後の笑顔!





おっ!四人の後ろにハイドンの笑顔が!・・・藍のTシャツでした!!

音楽ならではですね、年の差なんか全く関係なく、楽しめるの。最高です!

明日はモーツァルトの弦楽五重奏曲です。

今日は親バカ!

19日(木)から23日(月)まで、まるたやフレンドリーコンサートです。onpu2

が、すぐそのあとに「 小千谷縮 樋口隆司 という会を予定しています。
その案内状をコンサートまでに作っておかねば…と、頑張っておりますが、役割として、社長と息子が文章を書いて、息子が商品写真を撮って、それを紙面構成するのが、私の担当です。
今、その作業をしていて、息子の文章に、不覚にもジ~ンときてしまいました。icon11

あちゃ・・・あの、やんちゃ坊主が、いつの間に、こんな生意気なこと言うようになったんや・・・・(>v<)’’

読んでやってください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
暮らしと共にあるきもの


 一昨年、樋口隆司さんの紬ちりめんで単衣をつくりました。『ワイン』という題の付いた、ヴィンテージレッドの着物です。最初は生地の色艶に惹かれました。大人の赤が魅力でした。そして仕立てあがった着物に袖を通し たとき、さらに感動しました。着心地がとても良いのです。軽くてしな
 やか、そして着姿がシャキッと決まる張り感、汗をかいてもべたつか
 ず、裾裁きも良い。気がつけば単衣の時期はいつも樋口さんの着物
 に手が伸びています。

  樋口隆司さんは小千谷縮、紬ちりめん、湯揉み絹縮を制作されて
 います。中でも本麻の小千谷縮は夏の代表的な着物として有名で
 す。
  小千谷縮が現在のようなかたちになったのは、その昔、越後に移り
 住んだ播磨の国出身の明石次郎こと堀次郎将俊が明石縮の技法を
 伝え、越後地方で織られていた麻織物を改良したためです。一番の
 改良は糸に撚りをかけることで生地にシボと呼ばれる皺をつくりだし
 たことです。これにより、麻布は柔軟性が増し、空気が通りやすくな
 り、肌と触れる面積が小さくなって、いつまでもさらさらとした清涼感
 のある着物へと進化したのです。兼好法師をして「家の作りやうは
 夏を旨とすべし」と言わしめるほど高温多湿で過ごしにくい日本の夏
 において、小千谷縮は大変な人気を博しますが、その最大の理由は
改良の末に得た着心地の良さでした。

 樋口隆司さんは小千谷の伝統を受け継がれています。それは、「暮らしを豊かにするためのものづくり」という姿勢です。樋口さんの小千谷縮も、紬ちりめんも、湯揉み絹縮も、制作の根底にあるのは、それらを着ることが快適で楽しいと感じられるような、そんな着物をつくりたいという想いです。

 人間の力を大きく超えた自然の営みに順応する術として、人は住まいや衣服や食文化などの改良を重ねてきました。着物も、日本の風土に適応するために現在のかたちへとたどり着いたのです。しかしいつしか夏はクーラーで涼しく、冬は暖房で暖かい生活が浸透し、自然の中で生きている感覚が薄れてしまいました。そして日本の風土に適応してきたはずの着物も、いつの間にか着にくいもの、着ると疲れるもの、そんな風に感じられるようになってしまいました。しかし、事実として人間は自然を超越し支配することはできないのです。昨年の地震はそれを私たちに再確認させる出来事でした。夏は暑く、冬は寒い、昼は明るく、夜は暗い、陽が差し、風が吹き、雨が降り、雪が積もる、自然とは本来そういうものなのです。この大いなる自然に抱かれて生きているという感覚をもう一度取り戻そうとしたとき、そのときに、私たちの祖先が育んできた伝統が私たちを導いてくれるでしょう。自然を畏れ、自然を愛し、自然と共に生きる術が伝統であり文化なのですから。   三木 弦




藍T!

 いよいよ19日(木)から23日(月)まで、まるたやフレンドリーコンサートです。onpu2
今日は、午前中、息子に店を任せて、仕上げの練習でした。興味がおありでお時間の合う方は、良かったら聴きにいらしてください。25人ほどの、せいぜい30人でいっぱいの小さな会場ですが、だからこそ味わっていただける、室内楽の醍醐味、演奏者と聴衆の一体感のコンサートと自負しております!
なぜ、丸太やのオリジナルが音楽モチーフで、「コンサート」と名付けられているのか、少しご理解いただけるかと思っております。
今日は、モーツァルトの弦楽五重奏曲のリハーサルでした。
こちら、藍Tこと本藍染Tシャツのモーツァルト柄!!



  
       

19日(木)は、ハイドンの弦楽四重奏曲です。もちろんハイドン柄のものもありますよ!


  
       



フェイスブックのお友達から仕入れたネタですが、仕事も、趣味も、ATMで取り組んでいます!
A:明るく、T:楽しく M:前向きにhand03

ボンジュ~ル!

 昨日は、次々と着物姿のお客様がお越しくださって、とっても嬉しかったのです。face05
こうしてお召し頂けると、何より、呉服屋としてこれからもがんばらなくっちゃ、と思います。hand02

中でも、この方! 楽しい帯をご覧ください!





フランスのちょっと地方の町並みかな?教会があって、可愛い色の屋根や自転車や、洗濯物まで風に揺らいでいて、ぽっかり白い雲に、青い鳥も飛んでいて・・・
おとぎ話の絵本のようなこの帯は、夢訪庵 枡藏順彦さんの作です。

桝藏さん曰く「この帯は、若い子が締めるんじゃなくて、ぜひ、大人の女性に結んでもらいたいですね。」
「大人のセンスで、明るく楽しくお召しいただいて、この帯をきっかけに楽しい会話が弾んでくれたら嬉しいですね。」

今の季節にぴったりの若葉色の帯〆です。





寒くも暑くも無く、良い気候です。
皆さんもぜひ、着物ファッションを楽しんでくださいね!

丸太やでは、着付けのお手伝いもしています。
お気軽にお問い合わせください。

別染の付下げ☆

 1月に絞り染めの別注をお受けいたしましたが、その着物を本日、お納めいたしました。








たまたまご来店されていた別のお客様もうっとり~「わぁ、これ、寺田さんの絞り?素敵~!」
もちろん、ご本人も大満足!していただきました。

丸太やの周りにいてくださる作り手さんたちの、素晴らしい技術と感性に、毎度毎度、脱帽しながら、
お客様と一緒に感動しています。face05

ハンカチの一枚から、着物や帯にいたるまで、

あなたの夢を、
あなたの愛を、
形にするお手伝い
神戸・元町 丸太や
icon06

お創りします貴方のオンリーワン 別誂え承り処 丸太や工房 !!



 私の家の近くにある神戸市立須磨海浜水族園は、今年開園55周年を迎えたそうです。
今年京都にも水族園が出来たようですが、
娘の言うには、「須磨の水族園は、やっぱり見応えがあるよ!何より、次々と場面が展開していく感じが好きやわ~。」だそうです。
次回孫が遊びに来たときには、ぜひとも一緒に、久しぶりに、行ってみたいと思います!

祝 開園55周年onpu2




イルカの柄のお召しです!


昨年、息子が「母の日に」と買ってくれたのが、このお召し!(niko
 

わんちゃん柄のお召しなのですが、

「かわいい!私もそれがいいです!!」と、仰って下さる方がおられて、いろいろ取り寄せました。


可愛くてお洒落なお召しオンパレード!

  わんちゃんの色違い版。


  グレー地もあります。


  猫ちゃん柄!


  うさぎさん。


  フクロウさんも。

お気づきでしょうか?
地紋に「遊」「楽」「幸」「福」「叶」などの文字が織り込まれています。見つけてくださいね。



このお召しを着ていると、一日に何度かは、

「あら!かわいい!わんちゃんの柄なんですね!!!」と、気づいてくださる方がいて、

「そうなんですよ~。ほら、文字も!分ります?楽の字がココに・・・・・」と、
笑顔の会話がはずみます。icon06

周りの人まで笑顔にしちゃうファッションってすごいと思う。face05








 このかわいい色の雪花絞りの浴衣を見たとき、
「こういう浴衣を着て欲しいなぁ~」と、思ったのです。

神戸のお嬢さんに・・・

さわやか、大和撫子icon06
チャーミング&クールhoshi2
そんなゆかた姿を想像して、バチッと、丸太やでおススメしたいと仕入れました。

昨日ご紹介した鵜飼良彦さんの息子さんご家族も、雪花絞りの技術を受け継いで染めておられます。
良彦さんのように細かい柄は習得されていないそうですが、この柄は、これで、また素敵です。

こちらの2色染め雪花絞りも、反物価格 税込¥50,400- です。



余談ですが、

今日、なんだか、無性に苺大福が食べたくなって、デパ地下を覗いたのですが、
苺は3月、4月は桜・・・なんですねぇ。そして、すでに、5月の柏餅に変わっているお店もありました。
季節は先取りがお洒落、とよく言いますが、うかうかしていると、おいてきぼりされちゃうな、と
思った次第です。face07


そゃ!

だから、浴衣を紹介しおります・・・・?face03





 昨年ご縁を頂いた方のお一人に「オフィス トリエ」の寺本 幸司さんがいらっしゃいます。
なれそめ他、いろいろは、また、後日のご紹介として、
いま、「オフィス トリエ」さんが、力を入れておられるのが、有松雪花絞りのゆかたです。
今年の作品発表会=商品受注会が2月にあり、息子と出かけました。

浴衣といえば、近年、仕立て上がりで、年越し品だと1,000円を切るものまで出回っていますが、
丸太やとしては、やはり、こだわりの品をお届けしたい、と思っています。
今までにも、本藍染であるとか、墨流し染であるとか、ろうけつ染めの逸品とか、こだわりのゆかたをおススメしてきましたが、いくぶん渋めなのが気になっておりました。
今回の雪花絞りは、寺本さんの色選びもあって、とてもさわやかにかわいいものがいろいろあります!!黄色と緑のもの、ピンクとグレーのもの、ピンクから紫にグラデーションになったものなど、
数点発注しましたが、そのうちの一つ、藍一色で染めたものが入荷しました。

これです!




浴衣として染められる木綿の白生地(特に小巾)は9割が愛知県産だそうです。
その木綿の反物を染色性が良くなるように和晒し加工して、
蛇腹に畳んで、折って、畳んで、折って、畳んで、畳んで、畳んで、畳んで、畳んで、・・・・・・・face08
12メートルもある布を50センチ足らずの三角柱にして染める、という技法です。
そして、この写真の雪花絞りの柄は、雪花絞りの中でも花が小さい、つまり、とても細かく畳んで染められたものなのですが、実は、この染ができるのは、昭和5年生まれ、今年82歳!の鵜飼 良彦さん、お一人なのだとか!!


それにしても、美しい布です・・・・face05

浴衣の会は6月開催ですが、待ちきれない気分です!!
まだしばらくは店頭には展示しませんが、「見たい!」と仰せでしたらご覧にいれますので、声をかけてくださいませ。(反物の価格¥50,400-税込)



 今日は大阪心斎橋の大丸で、弊店のオリジナル商品の白磁の器を作ってくださっている、伊藤岱玲さんが、企画展「伊藤岱玲作陶展inギャラリー桃青(心斎橋大丸)4月11日~24日まで」をされているとのことで、表敬訪問してきました。

            こちらもお読みください。→伊藤 岱玲さんプロフィール



今までにない、(すくなくとも、私は見た事の無い)新鮮な感覚の染付の花器や器が目に留まりました!
呉須と呼ばれる藍色のすきっとした柄つけです。

お湯呑をひとつ購入しました!!




白磁の白に呉須の藍がきれいで、ひとめぼれ!face05
竹か木賊のようにも見えるけれど、さりげなくて、一発描きの、殴り書きのようでいて、そうではない計算されたのだろうなと思う空間が好きです。

どうやって染付したんだろう・・・と思うような、着物で言えば絣のような絵付けもありました。

「今までにたくさんの美しい器が生まれてきていて、名人、名器があって、
僕も『〇〇写し』というようなものもいろいろ手がけてきましたが、
やっぱり、出来ることなら、自分の作風というものを確立したい。
作陶の世界で、伊藤岱玲以前と岱玲以降が違う、というように、なりたいなぁと思うんです。」

熱く語ってくださって、岱玲さんが、一回りおおきく見えました。たのもしい・・・icon06

今年42歳、かわいい子どもさんもおふたり。これからばりばり頑張ってほしい方です。

7月に、弊店でも個展を開催してください、と、お願いしてきました。
「由起(奥様)と二人展をやりたいですね。」との嬉しいお返事。hand03


face06 友禅染の佐伯さんご夫妻、四ツ井健さん、辻が花染の福村健さん、などなど、今一生懸命にもの創りをされている若い方たちが、私たちの周りに、今はまだ何人もいてくださいます。
もの創りをされている方々が、将来への展望が開け、希望を持って、創り続けることのできる日本でなくてはならない!!と、強く思います。
プロフィール
神戸・元町丸太や
神戸・元町丸太や


家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る