神戸・元町丸太や

創業は明治33年で1世紀以上に渡り、呉服を専門に取り扱う老舗です。日本古来からの『和』の技術と『思いやり』の素晴らしさを商品や接客を通じて伝えてくれます。着物・呉服に対して敷居が高いと思っている方には逆に必見のお店です。上質の藍染めで造られたTシャツやハンカチは日用使いにも使いやすく使うことで古来からの『和』の技術の素晴らしさを体験できます。一品一品職人の手作業で創られる商品は大切な方への贈り物なので日本全国から取り寄せがあるほど。百聞は一見にしかず。神戸・元町へお越しの際は是非お立ち寄り頂き、老舗のアイデンティティを感じてください。

締め括り&助走

 11月が終わりますね。12月は一年の締め括り。毎日に変わりはないのだけれど・・・

学生の頃レッスンで、
「最後の音をちゃんと弾く!弾きっぱなしにしない!!」とよく怒られました。
曲の始めは気合を入れて弾き始めるのですが、フレーズの最後、音の終わりをつい聞届けずにいて、次へ繋がらなかったり、特にアンサンブルだと、終わりが合わないと次の出も合わない。

節目をきちんとクリアして、来年への助走としたいです!hand02


丸太やの12月の最初のイヴェントは、

12月3日(土)~11日(日)
  赤札大売出し   
    併催 歳末和装小物市

お値打ち品を取り揃えて、ご来店をお待ちいたしております。




趣味の音楽の方でも、来年へ向けての練習をスタートしました。face01
家族でカルテットは、大胆にも「ブラームス」に挑戦です。face08

↓ これは、ブラームスとピアノという題で作らせていただいたTシャツ!


ジャズもいいね!

 先日の日曜日、店を閉めた後で、ジャズのライブを聞きに行きました。
3年程前から応援している「スイング ジャズ クルーズ」という大学生の運営するジャズイヴェントの、今年の実行委員長が出演すると言うので、これは是非応援に行かねば、と思ったのです。
このところちょっとハードな毎日で、社長も私も、若干疲れていて、息子は二日酔い。face07 直前まで早く家に帰ろうか、少し迷いはあったのですが、行って良かった!!face02

当日は大阪の選挙があって、丁度、橋本さんの当確が伝えられた頃でしたが、ドラマー(実行委員長)が

「この国が、良くなるかどうか、わかりませんが、僕はジャズをやり続けます!

と、挨拶して、2時間近い熱演を繰り広げてくれました。


「ジャズが好きや!ジャズが好きや!ジャズが好きや!!ジャズが好きやぁ!!!・・・」という演奏でした。icon06


私は、基本的にはクラシック畑なので、「簡単な決め事だけで、細かい譜面もなしに、ほとんど即興で演奏する」ということだけですご~い!!face08 と思うのですが、お互いの出方、歌い方を聞きあって、感じ合って、みごとにセッションする4人の若者に、難しいことを抜きに、なにか、とっても爽やかで、いいな~と感動でした。face05
生まれ変わったらドラムやってみたいかも・・・face06
応援するつもりで行ったのですが、逆にいっぱいパワーを貰いました。

「二日酔いの頭痛治ってるわ~」と息子。

「着物でジャズ」と写真を撮って・・・、なんて思ってカメラも持って行っていたのですが、そんなことどうでもよくなって「よかった、よかった!」と帰ってきてしまいましたので、貼り付ける写真が無い。icon10



あっ、そうそう!hand03

弊店の専属バンド「ピッグバンド」もどうぞご贔屓に!!



手ぬぐい 750円 です。face03

道案内

 丸太やが商店街の入り口に近いと言うことが一番の理由でしょうが、主人も私も息子も、実に良く、道を尋ねられます。
息子は特に、用事のない時はいつも着物を着て店の前に立っているので、「○○○を探しているんですけど・・・」と声を掛けられます。
息子は、言うほど知りませんから、「ちょっと待ってくださいよ~調べますから・・・」と店のパソコンでちゃちゃっと調べてはご案内します。
結構解りにくいこともありますし、時には近くまでお連れする事もあります。
「ここまでするの、アホやなface02」と笑いながら、今日も、2,3人ご案内しました。

でも、考えたら、ご遠方から来られている方が多いと言うことで、街としてはうれしい話です。
せいぜい親切、丁寧にご案内して、元町に良い印象を持っていただきたいと思います!



先日、佐伯さんのお話の中にも、佐伯さんが良く道を尋ねられると言うお話があって、
「私は、尋ねてもらえると、良かったな、と思うんですよ。
それは、私の顔が、明るい証拠ですからね。暗い顔した人には、尋ねたりしないでしょ?
不健康だったり、悩み事があったりすると、顔にでるものですよ。」

道案内だけではなくて、着物の相談も、丸太やなら安心!です。face02

この冬の予定発表☆

 弊店では年に4回季節の便りをお出ししています。今日はその原稿を作りました。
12月から来年2月にかけてのおおむねの予定です。


12月3日(土)~11日(日)
  赤札大売出し   
    併催 歳末和装小物市

12月18日(日)~25日(日)
  久留米絣 儀右ヱ門
  ほっと あったかウエアー 展


1月5日(木)~15日(日)
  新春初絹 襦袢の会 
    併催 絞りの羽織と羽裏の会

1月19日(土)~27日(日)
  辻が花染め工房 絵絞庵
    福村廣利 福村健 父子展


2月3日(金)~12日(日)
  振袖グランドフェアー     
   晴れの日に 想いを込めた装いで



不況の波は荒くても、ゆくぞ!丸太や号



今後とも、どうぞよろしく!!


※お便りは、明日、出来次第店頭にも置きますので、ご希望の方はどうぞお持ちくださいね。

七五三のお参りにお召しになった着物をお手入れに、とお持ちくださったお客様が、
「應壽さんの作品も見せてくださいね。・・・独り言をつぶやきますけど・・・」
と、
「来年の春に息子が保育所を卒園するんです。
丸太やさんが、春に『入・卒の装い』の会をされていたときの案内文が心に残っていて・・」

・・・以下のような文ですが、・・・・・

わが子の成長、門出を祝い、先生方、友達、お世話になった方々に感謝の気持ちをあらわす、あるいは、「これからよろしくお願いします」というごあいさつに、ふさわしい装い・・・・・・・(中略)
あくまでも子どもが主役。すこし控えめな柄の付下や、無地感覚の小紋着尺もお薦めです。
・・・・・(以下略)

「独り言ですけど、こんな柄いいな~と思って。」
と、御所解の染め帯をお目に留めておられるご様子です。

その時点ですでに独り言ではなくなっているようでしたが、
「同じ柄の雰囲気で、付下を染めていただくことができますよ。
地色も、お好みで、クリームとか明るめのグレーとか・・・」

そこへ、佐伯さんが、ご来店下って、色々とご相談に乗ってくださいました。


資料を色々ご覧になり、色見本帳でお好きな色も見つけられて、
どんな段階を踏んで、どのように作られてゆくのか、納得されたお客様は、

「なんか、すごく贅沢な気持ちです!」と、ご注文されました。


「手染めの本友禅ならではの、醍醐味ですよ。この方に、この方のための一点を染めさせていただく、というのは、お互いにとって一番幸せなものの生まれ方じゃぁないですか。」と、佐伯さん。

お目に留まった染め帯を挟んで、記念撮影です!





「お客様と着物に、いい出会いをして頂きたい。幸せな出会いをされると、その着物を出すたびに、羽織るたびに、そのときの幸せな思いが蘇るんですよ。」

丸太やは、そのお手伝いを一生懸命やらなければならない!!と強く思うのでした!!

「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」明日までです。

おもてなしの心配り

・・・(前略)宵待ち草のやるせなさ・・・♪ 季節はずれ!!
呉服屋は、待ち時間が長いのです・・・(他所の呉服屋さんは違うかな?face03

ので、

笑顔が引きつってこないように、気が抜けてこないように、暗くならないように、と気をつけています。


店で、神戸新聞を購読しているのですが、毎月購読料集金の折に、「奥さま手帳」という冊子をくださいます。
今月号の特集が、「年末年始のマナー講座」でした。

個人を対象に書かれたものですが、店にも当てはまるところも多いな、とチェックしてみました。

<おもてなしの心配り>

①「清潔対応は礼の初め」と心得、清潔な印象でお迎えする。icon12
②相手の立場を思いやり、「待つ心」を大切にする。
③お互いに尊敬しあい、感謝の心を常に失わない。icon06
④「一期一会」そのひと時を大切にして、快い余韻を残すように心掛ける。

具体的には、
  清掃、整理整頓、部屋のコンディション(夏は涼しく、冬は温かく)を整える。
  雨の日の傘立て、季節の飾りや花などの気遣い。待つ気持ちが伝わるように。
  お手洗いは特に清潔に。タオル、スリッパは清潔で乾いたものを用意。
  迎える服装は、相手と用件に合わせて、TPOを考えた装いを心掛ける。  
  家の照明は明るく。門灯、外に面した部屋の明かり、廊下、洗面所、お手洗いの通路は点灯。
  お客様を見送る場合は、相手が一度振り返った後ぐらいまではお見送りする。

などが挙げられていました。
いつも、心掛けているつもりではありますが、改めて、清潔に、明るく、心地よく!

「待つ心」を磨くよう、努力します!

快い余韻を残すように心掛けると言うのも大事だな~と思います。
特に、お買い物のなかったお客様に、「また来ますね」と言って頂けるように、がんばろ~hand02


丸太やの「待つ心」が、うまく表れているでしょうか。


「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」開催中です。

朝のティータイム

今日は家内と選手交代です。(商品仕入れに出張です。)

私は、毎朝6時頃起床です。バロック音楽のレコードを聞きながら軽くストレッチをし、ミルクティーをマグカップに一杯入れて、ゆっくり飲みます。





それから小一時間、本を読みます。今、西田直二郎著「日本文化史序説」を読んでいます。間に緑茶を飲みます。





朝、ミルクティーと緑茶を飲みながらレコードを聞き本を読むのが日課ですが、紅茶は「ウエッジウッド」の「イングリッシュ ブレックファースト」です。数年前だったか贈物で頂いてとても気に入ったのですが、元町1番街の「明治屋」さんで販売されているのを知り、以来ずっと買い続けて愛飲しています。





新潟県小千谷市の織物作家樋口隆司さんはビールテースターの資格をお持ちなぐらいの食通で、弊店に来られると必ず「明治屋」さんをのぞかれて、他所ではちょっとやそっとでは置いていないような珍しいビールを見つけては買って帰られます。
「このビールは世界一度数が高いのです。よくこんなビールを置いているな」と感心されます。
私は、ちょっと鼻が高くなったような気分になりますが、「明治屋」さんのようなお店が「元町」に在ることが「元町」の「元町」たる由縁でしょう。

明治屋さん、神戸元町ストアーのページ



丸太や店内は「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」開催中です。

今日は、二十四節の小雪(しょうせつ)「寒気もつのり、雨凍って雪となる」で、
天気予報どおり、朝は晴れていたのに、昼前からぱらぱら雨が降ったりして・・・。

折りたたみ傘を持って出たのですが、先っちょが無くなっていて、へこんだのです。face07
でも、「そうだ、銀座屋さんに聞いてみよう!」と、伺うと、

「ありますよ。黒ね、はい、どうぞ!」って

元通りになりました!face05




ありがとうございました。icon06
雨が降ったらビニール傘買って、止んだらその辺にポイ捨てして・・・、そういうの、私、嫌なんです!
銀座屋さんに素敵な傘たくさんありますよ~。骨が折れたら直してくれますよ~!!

銀座屋さんのページ


丸太や店内は「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」開催中です。

私の好きな詩です☆

11月22日いい夫婦の日に寄せて・・・


 『 祝 婚 歌 』    吉野 弘 作


  二人が睦まじくいるためには

  愚かでいるほうがいい
  立派過ぎないほうがいい

  立派過ぎることは
  長持ちしないことだと
  気づいているほうがいい

  完璧をめざさないほうがいい
  完璧なんて不自然なことだと
  うそぶいているほうがいい

  二人のうち どちらかが
  ふざけているほうがいい
  ずっこけているほうがいい

  互いに非難することがあっても
  非難できる資格が自分にあったかどうか
  あとで疑わしくなるほうがいい

  正しいことを言うときは
  少しひかえめにするほうがいい

  正しいことを言うときは
  相手を傷つけやすいものだと
  気づいているほうがいい

  立派でありたいとか
  正しくありたいとかいう
  無理な緊張には色目を使わず
  ゆったりゆたかに
  光を浴びているほうがいい

  健康で風に吹かれながら
  生きていることのなつかしさに
  ふと胸が熱くなる
  そんな日があってもいい

  そしてなぜ 胸が熱くなるのか
  黙っていてもふたりには
  わかるのであってほしい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人生の達人たちに学ぶ~渡る世間の裏話』(早坂茂三著:東洋経済新報社刊)より
吉野さんの「祝婚歌」の著作権についてのお話の一部です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早坂 吉野さんは「祝婚歌」を「民謡みたいなものだ」とおっしゃっているように聞いたんですけど、
   それはどういう意味ですか?
吉野 民謡というのは、作詞者とか、作曲者がわからなくとも、歌が面白ければ歌ってくれるわけです。
   だから、私の作者の名前がなくとも、作品を喜んでくれるという意味で、私は知らない間に民謡を
   一つ書いちゃったなと、そういう感覚なんです。
早坂 いいお話ですね。「祝婚歌」は結婚式場とか、いろんなところからパンフレットに使いたいとか、
   随分、言って来るでしょう。
   ただ、版権や著作権がどうなっているのか、そういうときは何とお答えになるんですか?
吉野 そのときに民謡の説を持ち出すわけです。 民謡というのは、著作権料がいりませんよ。
   作者が不明ですからね。こうやって聞いてくださる方は、非常に良心的に聞いてくださるわけです
   ね。だから,そういう著作権料というのは心配はまったく要りませんから....
早坂 どうぞ自由にお使いください。
吉野 そういうふうに答えることにしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このお話を読んで、私は、ますますこの詩が好きになりました。



新婚のころのしあわせ気分が、空気みたいに当たり前なって・・・
忘れちゃいけないなぁ。

「ありがとう」


長年ご夫婦の方々にも、新婚さんにも、これからのお二人にも、
自分達にも!face03

ご健康で、幸多いことをお祈りしています。icon06


丸太や店内は「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」開催中です。

佐伯利昭さん作の訪問着「吉野山」
「作るときは、結局、家内のサイズに染め上げてますね。」




明日11月22日は、わたしたちの日です!
「いい(11)ふうふ(22)」いい夫婦の日face03


・・・・・・長野県ではりんごの日ringo
長野県産林檎の主力品種が「ふじ」であることから「いい(11)ふじ(22)」の語呂合せ、といい夫婦→「アダムとイヴ」→「林檎」との連想から、だそうで・・・


夫婦が仲が良いのは、世界中のしあわせの核みたいなもので大事~なことだと思うんですけど・・・
いや、ホントに!!


息子にツーショットを撮ってもらって、


気が付いていただけるかなぁ。
「なんちゃってペアルック」なんです。face08


おノロケじゃないですよ。真面目なCM!!face02
いや、ホントに!!


色違いがあります。お好みのお色で別染めします!
バイオリン小紋着尺¥102,900- 
 

ネクタイ¥8,400-
 

皆様も、笑顔で!仲良く!!ねっ!!icon06

丸太や店内は「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」開催中です。

「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」開催中です。

今日は、お父様の佐伯利昭さんご夫妻がご来店くださいました。





「日本人のこころ、日本人が日本人たる元になっているのは、やはり江戸時代だと思うのです。長い鎖国の中で、自国の中で、それまでに入ってきたものを、自分達で熟成させて、完成させていったわけでしょう。江戸時代中期にすばらしい文化が花開いている。すごい小袖などが作られているけれど、それを作れと注文した人がいた。それだけ、日本人が高い水準だった、と言うことでしょう。私はその、古典といわれるものにこだわってみようと思っています。それを私流に変えようとも、何かを付け足そうとも思わない。そのまま継承して、物として、形にして、次に残してやろうと思っています。物が残っていれば、次の人たちがそれをまた研究するなり、継承し続けることもできるでしょうから。」

利昭さんのお話は、利昭さんの歴史、技術に裏打ちされていて、他の人が言うのとは違って、真実味が違います。


お客様も着物でご来店くださいました!
別注もご丁寧に希望を聞いて、色々ご提案もしてくださいました。

でも、何より、息子に半日近く、色々とお話を聞かせてくださって、本当にありがたいことでした。

明日は、また急に冷え込むとの予報・・・
でも丸太やの店内は、熱い思いicon06でいっぱいです!

本日より「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」開催です。

今日は、佐伯昭彦さんがご来場くださいました。

柄のこと、色のこと、別染めのご提案も、熱心にお話してくださいます。
きっと、お客様には、一生懸命が、伝わったのではないでしょうか。




「笑顔でお願いします。」と言う息子の声に、ちょっと照れ笑い。face02
来年パパになるそうです!

私はもちろん、最近嘆き節の多い社長も、若いクリエーターと未来へ向けての話で、
「がんばろ~!!」hand02と、元気をもらいました。


明日はお父様の利昭さんがお越しです。

準備完了です☆

いよいよ明日から「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」です。

今日は、朝から一日、展示品の入れ替え作業でした。

店の入り口のウインドウに黄色の振袖を掛けただけで、一気に店内が明るくなったようです!face02




幸せのオーラをぱ~ぁっと!!と、願いを込めてみました。face05


奥は「吉野山」と題された訪問着と染帯です。






入り口の看板が、目印。(振袖の方が目立ってるかな?)




明日は、佐伯昭彦さんがご来店です。
皆様のご来場をお待ちいたしております。icon06

丸太やの次の催しは11月19日(土)より27日(日)まで「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」です。

今日、その展示会用の商品も届きました。

着物は、着物だけで着ることはなくて、帯との取り合わせが、大事なポイントです。
なので、丸太やとしてのコーディネイトの提案をします。
こんな風に取り合わせてお召しいただきたい!face05というメッセージです。

今回は、本格友禅ですから、やはり、あらたまったお席の取り合わせを・・・・



                      帯は、川島織物の袋帯です。


「菊花は人をして寿らしむ」(きっかは ひとをして いのちながからしむ)
意味は、
「菊の花は人の寿命を長くさせる。」
 中国のある地に、菊花から滴り落ちる露を含んだ谷川が流れていて、その水を飲んでいる人々が長寿を保っていたという伝説に基づく語です。

お慶びの席に、長寿の願いを込めて、装っていただきたいです。


今朝の朝日新聞に「キレ物 すご技」のコーナーで、佐伯さん親子が修業された「高橋徳」さんのことが紹介されていました。私たちも、友禅の勉強で、一番最初にお訊ねした方なのですが、
「このタイミングで!!face08」と、なんだかご縁を感じて、嬉しかったです。

明日は、店内展示します。乞うご期待!face02

リフレッシュDAY☆

丸太やの次の催しは11月19日(土)より27日(日)まで「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」です。



・・・ですが、今日はリフレッシュDAY☆!face02

私のリフレッシュと言えば、もちろん The Music♪face05
朝から、いそいそと、楽器と録音機材を担いで、メリケンパークのフィッシュダンスホールで、
この秋に仕上げた曲を録音してきました。今年の〆という感じです。
これで、また、来年の春のコンサートに向けて、新しい曲の練習をスタートするわけです!

録音は、主人の趣味といいましょうか・・・。
最近はCDにしていますが、そのケースやCDをデザインするのが、これまた、私の役目でして・・・

前回のは、こんなデザインにしました。face03




今日のは、どんな風にしようかな~。

私たち三人家族と、息子の先生とでカルテットの演奏なのですが、
目下、モーツァルトの弦楽四重奏曲全曲演奏、録音を目指しています。face07
年2曲のペースなので、達成は主人が70歳!!!face08!!!!
目標があるということは、とっても、とっても大事なことです。hand02


・・・と、いうような一日を報告しようと、KOBEコミュニティーを開いたら、
「勝手に一押しブロガー」なるコーナーに、ご推挙をいただいており、恐縮至極にございます。m(_ _)m
いっそう精進いたします。

今後とも、丸太やの店ともども、ご贔屓にしていただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


丸太やの次の催しは11月19日(土)より27日(日)まで「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」です。

ご案内の続き・・・・出品商品の中から、一部染め帯をご紹介!

應壽(オージュ)の佐伯さんは現在親子三人でものづくりに取り組まれています。
古典柄といっても、それぞれの時代の染織家たちが、それぞれの時代に求められるかたちで表し続けてきました。佐伯さんも父から子へ伝統を受け継ぎつつ、三人がそれぞれ自分の想いを作品に表しています。伝統は受け継がれながらその人その時代の風を取り込むことで、さらに豊になっていくのだと思います。

        
佐伯利昭 作
山口県萩市に生まれ、京友禅染工房「高橋徳」に入社し最高級呉服制作に従事。現在は独立して「應壽(オージュ)」を設立し、親子でものづくりに取り組む。日本人の精神に脈々と受け継がれる世界を探る探求者。


        
佐伯昭彦 作
京都生まれ。八歳から一八歳まで剣道に邁進。京友禅染工房「高橋徳」で仕事の見習いを経験し、以後父利昭に師事しつつ、友禅の技を求める。デザインを考えるのが好きというクリエイター気質。


        
佐伯加代子 作
兵庫県は姫路市の生まれ。カメラマンアシスタント等の仕事を経て京友禅染工房「高橋徳」に研修生として住み込み修行。結婚後は義父、夫と共にものづくりに取り組む。繊細な糸目糊が得意。女性らしい視点から「着たくなるきもの」をつくる。



お三方それぞれに、思いを込めて染めておられます。
染め帯のほかにも、振袖、訪問着、付下着尺もございます。
前回の大島紬とはまた違った、京のはんなりを是非ご覧下さいね。




弊店のホームページも是非ご覧下さい。

丸太やホームページ

 丸太やの次の催しは11月19日(土)より27日(日)まで「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」です。





ちょっと、長くなりますが、案内状の文章をお読み下さい。息子の作文です!face02


 きものは独特な衣装だと感じます。例えば、帯の太鼓柄はどれほど美しくても結んだ姿を自分では見ることができません。よく考えると、不思議な作りだと思いませんか?

また、きものの柄はTPOに深く関係します。一つ一つの柄に微妙なニュアンスの違いがあるのは、世界の衣装の中でも和服の大きな特徴だと思います。

なぜきものはこういうつくりになったのでしょう?それは、きものが自分のためだけに着るものではなく、誰かへの想いを表すためなのではないかと思います。

「壽(よろこび)」に「應(こたえる)」という想いを「應壽(オージュ)」という屋号に込めて、親子二代で友禅工房を営まれているのが佐伯さん親子です。代表の佐伯利昭さんは半世紀にわたり京友禅に携わってこられました。現在は独立し、ご子息の昭彦さんと、昭彦さんの奥様の加代子さんの三人でものづくりをされています。

佐伯さん親子のものづくりの根底にあるのは「古典」です。
「もちろん、現代風に、とか、遊び心を取り入れて、など、お客様のご要望に応えるものづくりをしていますが、きちんと古典を踏まえて、解って、でなければ、陳腐なものになってしまうと思うのです。」と昭彦さんは話してくださいました。

何故現代のきものにおいて古典柄が必要とされるのでしょうか。それは、古典柄が長い歴史の中で普遍化された、私たち日本人の想いの結晶だからではないかと思うのです。一つ一つの柄に、語りつくせないほど深い想いが長い時間をかけて込められてきたのです。誰かの幸せを喜び、そしてずっと幸せが続くことを願う…それはたぶん千年前の日本人も現代の私たちも同じ想いなのではないでしょうか。古典柄は長い歴史を通して、太古から現代までずっと私たち日本人の共通した想いを表し続けているのです。「應壽(オージュ)」の佐伯さん親子が古典柄を追い求めるのは、私たちの心の最も深いところにある想いをかたちにするということなのかもしれません。

工房へお伺いしたとき、利昭さんは舞妓さんのための着物の地染めをされていました。佐伯さんは友禅染の主要な工程をほとんど工房内で行うため、オーダーメイドにも細かく対応されています。皆様の「こんなものができたら」というお気持ちを是非ご相談ください。想いをかたちにすることこそ、應壽さん親子の本領なのですから。


佐伯さん親子です。
      


丸太やの大切にしている精神のひとつは「日本の伝統美を次代へ繋ぐ」です。
創り手さんも、こうして若い方が頑張っておられる。一緒に伝えていきましょう!という思いです。hand02
是非、ご覧下さい。19日(土)からです!

モノクロームの表現力

 このところ「ちょっと遅めの芸術の秋」というか「冬も芸術」というか・・・

今日は、元町商店街の4丁目にあるこうべまちづくり会館で開かれている
KOBE・モノクロームの眺め という西田眞人氏の日本画の下絵展を観てきました。

後から思うと、日曜日の午後に、駆け足で観てしまって、もったいないことをしました。face07

日本画の下絵、と言うので、デッサンみたいなイメージで覗きに行ったのですが、鉛筆で、ここまで表現できるのか!と。 モノクロームで、カラーで描かれたものより観るものに色を感じさせるほどの、表現する力!
神戸の海を描いたものがありましたが、波の音が聞こえてきそう。動画を見るより海の波の動きが見える。
山の絵も、畑の絵も・・・
これを下絵として描いた、ということに、さらにあぜんとします。







私は、絵を観てまわる順番を間違えたことに、最後のほうで気が付きました・・・・

震災で倒壊した建物、瓦礫の街、焼け残ったアーケード、それをここまで細部にこだわって描くかというぐらいに描いた絵が5,6点あって、壊れた街とどれだけ真剣に向き合ったんだろう・・・、と思いました。 


祈り・・・だから明るく復興した街も、柔らかな緑を思わせる山も、ネオンに彩られる海もさらに描きつづけられたんだな、と。


今月22日までです。<16日水曜日は休館>ぜひご覧下さい。(時計回りでご覧になること!)

そして、お帰りには、丸太やへも是非是非、お立ち寄り下さい!face02
丸太やの次の催しは11月19日(土)より27日(日)まで「古典への回帰 京友禅 應壽 オージュ」です。ご案内は明日!!




上田能楽堂へ

 今日は、お謡いを習っておられるお客様が、長田にある上田能楽堂で開かれる会に、出られるということで、鑑賞させていただき、着付けのお手伝いもさせていただいてきました。

素謡で「俊寛」と「藤戸」、仕舞で「采女」を拝見してきました。
せっかくなので、少し予習をしていったのですが、「俊寛」は、じぃ・・・んときました。

平家打倒の企ての罪で南海の孤島へ流刑になった三人の元へ恩赦の知らせが来るのですが、三人のうち俊寛一人赦されないというのです。俊寛が一人孤島に取り残され、都に帰る船を涙ながらに見送るという場面。

先日見てきた歌舞伎よりさらに古典。型があったりお約束ごとが色々あるようで、にわか勉強では理解できるはずもありませんが・・・・昔の人たちは、こういうものを嗜み、もののあわれを感じ取っていたのかと思うと、すごいなぁ・・・と感心してしまいます。
着物の柄も、古典の題材が元になっていたり、着物そのものが、こういった文化、芸能と切っても切れない関係ですから、これからもうすこしちゃんと勉強しなおさなくちゃいけないな、と反省しました。face07



ウチのお客様、京絞り寺田さんの訪問着に刺繍の森さんの袋帯で、とっても決まってました!face02

続・こどもの着物

 娘が、こどもの七五三を「来年お参りする」と言ったのは、私のせいです。face03

娘が数えの3歳のとき、息子がお腹にいて、中山寺に腹帯を戴きに行くのに合わせて「七五三参り」をしましたが、翌年、満の3歳で、娘が主役で、もう一度生田神社にお参りしたのです。
数えのときはウールのアンサンブル、満のときは友禅を着せました。




一年でずいぶんとしっかりして(?)結び帯も、髪を結うのも喜んでいました。
写真の友禅は、主人の姉の着ていたもので、ウン十年前の着物です!face08


そもそも七五三の儀式は、昔は、生まれても無事に育つことが大変で、7歳までは神様からの預かりものとされていたので、3歳まで育ってくれた、5歳を迎えられた・・・と神様に感謝して、お祝いしたのです。7歳になって初めて氏子としてのお札がもらえた、人として認知されるわけですね。

♪このこのななつのおいわいに~、おふだをおさめにまいります~♪(とうりゃんせ)です。

今では栄養事情、衛生状況が格段良くなって、医療技術も進歩して昔のようなことはなくなりましたが、
それでも、やっぱり1年、1年無事を感謝してお参りするのも悪くないですよね。


丸太やでは、今でも四つ身友禅からお仕立もお受けいたしております。

  

四つ身と言っても、大人ものと同じ丈があります。これを一反使って、余分をみな縫いこんで仕立てる、特殊な仕立です。子どもさんの成長に合わせて、揚げをおろしたり、縫い直しをしたり、ず~っとお世話させていただきます!!



・・・・・・さて、こちらは・・・・




息子の数えの4歳のとき!!
「僕もおねえちゃんみたいな綺麗な着物がいい~。なんで男はまっ黒やねん!face09」と言ってました。


そういえば、今も「男物はおもしろくない・・・」と、言ってますなぁ!face02

明日、明後日あたり、七五三のお参りをされる方も多いのではないでしょうか。
良いお天気になりますようにicon01

プロフィール
神戸・元町丸太や
神戸・元町丸太や


家族全員が楽器を演奏しております。演奏会も開催しております。日本が誇る伝統技術と楽器をモチーフにした商品は皆様に非常に喜んでいただいています。一品一品が逸品である自信があります。皆様のご来店を心待ちにしております。このお店の詳細を見る